「激変デザインの真実」トヨタ 新型「シエンタ」デザイナーインタビュー[前編]/トヨタ 郷 武志【DESIGNER’S ROOM】(3/3)
- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:原田淳
豊田章男社長の熱いメッセージはデザイン部門にも浸透
AO:このサイズで7人乗りとなると、キャビンの造形は苦労したのではないかと想像するのですが。
G:新型は走りもいいので、安定感をアピールすべく、ボディの下側が踏ん張って、上に紡錘型のキャビンが載るイメージで描きました。箱に見せないようこだわったのです。
意匠によって機能が犠牲になってはいけないので、パッケージを意匠で表現することにこだわりました。そのまま作るとスライドドアを開けたときの外への張り出しが大きくなってしまうので、内張りやドアの設計を工夫してもらいました。「もっといいクルマを作ろうよ」という社長の言葉が浸透していて、設計の人たちも頑張ってくれました。
低床化で福祉車両も自然に設計
AO:福祉車両を考えたデザインも盛り込まれているそうですね。
G:新型シエンタでは、ウェルキャブを標準ボディで成り立たせたことも特徴です。
低床フロアなのでハイルーフにせず、福祉車両ではなくフツーのクルマっぽく見せることにこだわりました。そのためにリアゲートの上端の高さを上げることで、スロープを使っての乗り降りができるようになっています。
[インタビュー&レポート:森口将之]
【新型「シエンタ」デザイナーインタビュー後編へ続く】
■イメージしたのは「筆の運び」/トヨタ 新型「シエンタ」デザイナーインタビュー[後編]トヨタ 郷 武志【DESIGNER’S ROOM】[2015年8月12日]
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