世界トップクラスの悪路走破性を誇る新型ランドクルーザー300、しかし3列シートの広さはミニバン並みとはいかず! 3席に乗ってわかった実用性を写真でチェック

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トヨタが14年ぶりにフルモデルチェンジさせた新型「ランドクルーザー300」。シリーズ最高峰モデルには、5人乗りに加え3列シートレイアウトの7人乗り仕様が用意されている。果たしてセカンドシート・サードシートの使い勝手はどんな感じか。ミニバンの代わりにはなるのだろうか。実車の写真とともに紹介していこう。

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  1. 早くも納期は1年以上! 世界でも唯一無二の存在ゆえ、注目度が高い新型ランドクルーザー300
  2. 新型ランドクルーザー300には3列シート車がある! ミニバン代わりに使えるのか、広さを実車でチェック
  3. セカンドシート(2列目席)の足元空間は余裕あり、ただし見た目ほど広々とした感じではなかった!
  4. 気になるサードシート(3列目席)の広さは…思った以上に狭かった!

早くも納期は1年以上! 世界でも唯一無二の存在ゆえ、注目度が高い新型ランドクルーザー300

トヨタの四輪駆動車「ランドクルーザー」シリーズの最高峰モデルが2021年8月2日(月)に14年ぶりのフルモデルチェンジを実施。新型「ランドクルーザー300」としてデビューした。

世界の道なき道で愛され続け、圧倒的な信頼性、耐久性、悪路走破性の高さから、世界でも唯一無二の存在となった新型ランドクルーザー300。既に多くのユーザーが納車を今か今かと待っている状況にある。トヨタのランドクルーザー300公式Webサイトでも「現在注文を入れても、納車には1年以上がかかります」とのお詫び文が真っ先に表示されるほどだ。

新型ランドクルーザー300には3列シート車がある! ミニバン代わりに使えるのか、広さを実車でチェック

そんなランドクルーザー300は、全長5メーター弱、車幅も2メーター弱という巨漢サイズに最大3列のシートレイアウトを備える。

大型サイズゆえ、ミニバンの代わりになりそうだと期待している方もいるかもしれない。そこで身長180cmの筆者が、実際に新型ランドクルーザー300に“試乗”! フロントシート、セカンドシート、サードシートそれぞれに座り、その広さを確かめてみた。

セカンドシート(2列目席)の足元空間は余裕あり、ただし見た目ほど広々とした感じではなかった!

まずはフロントシートから。悪条件下での過酷な運転環境に対応すべく、新型ランドクルーザー300の運転席からの視界は極めて良好だ。狭い街中などでは長い全長と広い車幅を痛感するものの、着座位置も高めで、上から見下ろすような感覚は独特だ。

身長180cmの筆者が座ると頭上空間にさほどの余裕はないものの、窮屈さはない。

続いてセカンドシート。写真の通り足元空間は余裕たっぷり。ただし、試乗車がサンルーフ装着車だったことを差し引いたとしても、頭上にあまり余裕はない。床下に屈強なフレーム構造を有する本格設計ゆえ床面は地上からかなり高く、従来型(ランドクルーザー200)よりは改善されているものの、着座姿勢もやや膝があがる格好だ。このあたりは、乗用車同様にモノコックボディ構造を採用する通常のSUVとは異なる点である。

気になるサードシート(3列目席)の広さは…思った以上に狭かった!

そしてサードシート。乗降時、セカンドシートは軽いレバー操作で座面ごと前倒しされて空間を確保する。

しかし高い床面を登った上に体をひねって乗り込むので、大柄なうえ日頃の運動不足で体の硬い筆者の場合「よっこいしょ」の声が自然と出てしまった。

写真の通り、空間はミニマム。しかし身長180cmの筆者でもどうにか座ることは可能だった。自宅からちょっと離れた駅まで送り迎え、といったシーンでは問題なく使えるが、大人が長距離ドライブに行く、というのはなかなか厳しい感じだ。

もし新型ランドクルーザー300を、3列シートのミニバン代わりに使おうと考えているのなら、ショールームで実車をチェックしてから決めたほうが良いかもしれない。

陸上ではもはや無敵の存在とも言える新型ランドクルーザー300だが、さすがに居住性の面では3列全てが最大級の空間を誇る、という訳にはいかなかった。他人数乗車出来るオールマイティなSUVを求めるなら、乗用車プラットフォームを用いる他のモデルも併せて検討したほうが良いだろう。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:島村 栄二・TOYOTA]

トヨタ/ランドクルーザー300
トヨタ ランドクルーザー300カタログを見る
新車価格:
510万円800万円
中古価格:
800万円1,960万円

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筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

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監修者MOTA編集部

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