トヨタ86 カスタマイズ大作戦 その11 with TOM'S(2/3)
- 筆者: 今井 優杏
大人っぽいですね!
なんだかヨーロッパの高級車の薫りをそこはかとなく漂わせていて、F12ベルリネッタのような風格さえ漂います。その姿はまさに威風堂々という趣。
もともとの目力がさらにキュッとボンネット中心に向けて入ったプレスラインによって強調されているのに加え、エアインテークもぐわっと横方向に拡がったことで、あたかも車高を下げたかのような錯覚を起こさせます。
実際にノーマルバンパーよりも法規的に合法に車高を下げることが可能となったのも大きなセールスポイント。
実は熱烈なチューニングファンなら周知の事実なんですが、フォグランプやウインカーなどの灯火類は、地面から下辺まで250mm以上ないと保安基準に適合しない、つまり車検に通らないのです。
今回のTOM'Sのフロントバンパーはこのフォグランプとウインカーランプユニットの下辺はノーマルバンパーよりも15mm上がったので、その分望めば車高を下げられるというメリットが。
15mmくらいの下げ幅だと、よりレーシングな雰囲気を演出しつつも乗り心地にほぼ影響しないので、まさに大人のチューニングにはうってつけと言えますね。
また、このライトユニット部分はノーマルのものを移植しますので、フォグランプ無しグレードに乗っている方でも装着が可能です。
さて、今回我々が付けていただいたのはフロントスポイラー・ブラックの素地モノだったんですが、ご覧の通りの特別色(というかフルラッピング)なので、特別にトムスの生産ラインの途中にある塗装部門で塗装をしてもらいました。
もし読者諸兄の86が特別色であるならば、同じく“素地モノ”を購入され、別途板金屋さんで塗装をしてもらう、という作業が発生しますのでご了承下さい(塗装価格は板金屋さんによって変わりますので、都度お問い合わせいただくことをおすすめします)。
しかし、「俺の(私の)86は純正色なんだけど…」とおっしゃる方は大チャンス。TOM'Sでは、純正色だと塗装済みのモノを販売しているんです。
価格は『フロントスポイラー・ブラック 純正色塗装済み』が¥90,300(税込)、リップ部分などにカーボンをあしらった『フロントスポイラー・カーボン 純正色塗装済み』が¥115,500(税込)。
実は他社製品では純正色でも素地モノの設定しか無いものが多く、塗装を手配すると大体4~5万円以上は余計にかかってしまいますから、この価格設定はとてもお得だと言えますね。
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