バーチャルとリアルが融合!86のサーキット走行がグランツーリスモ上で再現できる「CAN-Gateway ECU」
- 筆者:
続々と増えていく!トヨタ 86「スポーツカーとしての楽しみ」
トヨタとデンソーは、86でサーキットなどを走行したデータを記録し、その走行データをプレイステーション3の「グランツーリスモ5」やスマートフォンアプリなどに反映出来る装置「CAN-Gateway ECU」を、2013年末に発売すると発表した。
[NEWS]トヨタとデンソーが、クルマ×アプリ連携プラットフォームを共同開発 ~採取した走行データを使い、PS3「グランツーリスモ」上で楽しめる~
「CAN-Gateway ECU」では、GPSによる位置情報や車速、エンジン回転数、アクセルストローク量、ステアリング角度、ブレーキ信号など様々な情報を得ることが出来る。
それらの情報をUSB経由でプレイステーション3に取り込み、現在開発中のグランツーリスモ5ベースの専用ソフトウェアで読み込ませると、走行シーンを再現することが出来るのだ。
「CAN-Gateway ECU」の発表当日は、富士スピードウェイにて実際に「CAN-Gateway ECU」を試すことのできる体験試乗会が開催された。
「CAN-Gateway ECU」が取り付けられた86へ乗り込み、富士スピードウェイ レーシングコースを実際に運転、そのデータをグランツーリスモへ取り込んでもらい、その走行シーンを確認することが出来たのだが、「CAN-Gateway ECU」と「グランツーリスモ5」、この2つの親和性の高さは、一度体験してみれば驚くこと間違いないだろう。
ライントレースや速度はもちろんのこと、グランツーリスモお得意の「ドライバー視点」「車外視点」「後方視点」など様々な角度から自分の走行を第3者視点で見ることができ、まるでカメラを複数取り付けたかのように忠実に再現されるのだ。
グランツーリスモというプラットフォーム上で非常に分かり易く表現されるため、サーキット初心者であればあるほど、ラップタイムを縮めたり、さらに巧く走る為に便利なツールとなる。
「CAN-Gateway ECU」の価格についてはまだ未定とのことだが、これまで詳細な走行データが取得できるデータロガーは高価で、10万円近くかかってしまうものが多かった。
この価格では本格的にサーキットするユーザーでないと手が出にくいものだったが、「CAN-Gateway ECU」が市販のデータロガーより安価に提供されるようなら、今後のスマートフォンアプリとの連携などを含めて、86ユーザーにとって非常に楽しみなサービスの一つとなり得るだろう。
また、前述のグランツーリスモ5との連携についても、あくまで「一例に過ぎない」(トヨタ スポーツ車両統括部 チーフエンジニア 多田哲哉氏)という。
多田氏によると、将来への展開としてはサーキットの走行データを確認するだけでなく、他のユーザーと比較したり、世界中の86ユーザーとのネット対戦が出来たり、さらにはチューニングパーツの情報をWeb上へアップしていってそのパーツを変えたら走りがどうかわるのかなどのバーチャルシュミレーション、そして気に入ったパーツがあればネット上で注文できるなど、今後も様々なサービスを展開予定という。
86を購入したユーザーにとって、「スポーツカーとしての楽しみ」の門戸は、これからより一層広がっていくのではないだろうか。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。