【予算130万円の軽自動車購入費用比較】スズキ ワゴンRとホンダ N-WGNを残価設定プランで比べると月額支払額に3000円の差が! 残価設定ならN-WGNがお得だった
- 筆者: MOTA編集部 木村 剛大
- カメラマン:MOTA編集部
現在、新車市場の約4割を占めるほど人気のカテゴリーといえば軽自動車だ。ホンダ N-BOXに代表される後席スライドドアを持つスーパーハイトワゴンが人気を博しているが、なかにはスライドドアを不要と感じるユーザーも少なくない。そこで候補に挙がるのがスズキ ワゴンRとホンダ N-WGNである。今回は予算を130万円とし、残価設定ローンを組んだ場合にどの程度差額があるのか? を比較していきたい。
ワゴンRとN-WGNは価格帯も同じながら、最大の違いは先進装備にあり
スズキ ワゴンRは軽自動車界の革命児である。というのも初代モデルが登場した1993年当時の軽自動車といえばアルトやミラといった大人2人が乗るクルマ、もっといえば女性が普段使うクルマというイメージが強く、男性ユーザーはかなり少なかった。そんな時代にデビューしたワゴンRは大人4人が快適に乗れる上、車内も広いとあって瞬く間に大ヒットとなったのだ。
その人気を意識してか最大のライバルであるダイハツ ムーヴなどが生まれたほどで、N-BOXなどのスーパーハイトワゴンが誕生するまでトップセールスを記録していたのだ。
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ワゴンRの魅力はハイブリッド!
現行ワゴンRは2017年にデビューした6代目モデルにあたり、ベースグレードを除く全モデルでマイルドハイブリッドを搭載している。さらに衝突被害軽減ブレーキやハイビームアシスト機能といった先進安全装備を搭載するなど、時代のニーズに即した進化を遂げているのだ。
先進安全装備に注目! 長距離運転に便利な機能が標準装備
対してホンダ N-WGNは2011年にデビューしたN-BOXからスタートしたNシリーズの第4弾モデルにあたり、2013年に初代モデルが登場。現行N-WGNは2019年にデビューし、衝突被害軽減ブレーキはもちろんアダプティブクルーズコントロールなどを備えながらも129万8000円という低価格とあって人気を博しているのだ。
アダプティブクルーズコントロールとは、高速道路やバイパスといった自動車専用道路において使用する機能。設定した速度や任意の車間距離を維持してくれる代物で、長距離運転の疲労軽減につながる機能である。ちなみにワゴンRには設定すらされておらず、N-WGN最大の魅力といっても過言ではないのだ。
月々の支払額と残存価格に注目! 月額料金が安いのはN-WGNだった
ワゴンRとN-WGNの話はこの辺にして、今回の本題である残価設定について見ていこう。
冒頭に述べた通り予算130万円と設定し、それぞれ頭金、ボーナス払いなしの5年残価設定プラン購入すると仮定する。選ぶグレードはワゴンRは128万400円のハイブリッドXを。そしてN-WGNは129万8000円のG ホンダセンシングとほとんど同じ価格帯のグレードで比べていく。
車両本体価格はたった1万7600円の差であるが、月々の支払額は3000円近くも違いが生じている。金利がそもそも違うわけだが、それ以上に最終支払額が11万1000円もあるのだった。そもそも最終支払額とは5年後に残るそのクルマの価値であり、これだけ見ると圧倒的にN-WGNの方が下取り価格が有利となるという結果であった。
今回はスズキ ワゴンRとホンダ N-WGNのほぼ同価格のグレードで比べてきたが、今回設定した購入方法であれば断然N-WGNがお得であった。今この2台の購入を考えている方は金利と最終回支払額に注目して選んで欲しい。
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】
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