スズキ 新型(6代目)ワゴンR、ハイブリッド搭載で33.4km/Lの低燃費を実現
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フルモデルチェンジを行い6代目になったワゴンR
1993年9月、初代スズキ ワゴンRが発売を開始。
快適で使い勝手の良いパッケージングをとことん追求した新コンセプトの“軽ワゴン”モデルの登場は、それまでセダンタイプのモデルが中心であった軽自動車市場に新しいジャンルを築きあげた。
乗り降りが楽で運転がしやすいドライビングポジションは、女性から年配層の方々にも好評となり、さらにワゴンらしい大きな室内空間は、多彩な趣味に利用できる道具として若い男性にも大きな支持を得た。
その後、ワゴンRのクルマ造りの精神は、同社のハイト系ワゴンであるスペーシアや軽SUVのハスラー等に受け継がれ、同社の軽中核モデルまでに上り詰めた。
そんなワゴンRが2017年2月1日(水)、フルモデルチェンジを行い6代目となって登場した。
ユーザーニーズの多様化、生活環境の変化に対応し、3つのデザインを設定
6代目となる新型ワゴンRは、これまで培ってきたパッケージング・デザイン・機能などの良いところは継承しながら、デザインを大幅に刷新。ユーザーニーズの多様化、生活環境の変化に対応すべく、機能性とデザイン性を両立させた3つのデザインを設定した。
エクステリアは、広く使える前席のパーソナルスペースと、機能的で使いやすい後席の実用スペースを融合した新たな軽ワゴンの使いやすさを表現。
誰からも愛される新定番スタイルとして「HYBRID FX」、スポーティで上質なスタイリッシュの「HYBRID FZ」、強烈な存在感のストロングの「スティングレー HYBRID T」と、個性的な3つのデザインを採用し、ユーザーが自分にあった車選びができる様にした。
新プラットフォームやマイルドハイブリッドを採用
パワートレーンには、スタート時にモーターのみで走行できるマイルドハイブリッドを搭載。
モーター機能付き発電機「ISG」の高出力化と、リチウムイオンバッテリーの大容量化により、モーターによる走行では、アイドリングストップ後の停車状態からの発信時に、アクセルを踏まずブレーキから足を外すと車がゆっくりと動き出す走行を可能にした。また、発進から時速100km/hまでの加速時にISGがモーターアシストを行いエンジンの負荷を軽減し、燃料の消費を抑える。
さらに、軽量・高剛性の新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」の採用、ボディ・足回り等の軽量化を図り、先代モデル比で20kgの軽量化を実現。
これらマイルドハイブリッド、HEARTECTの採用、エンジン・CVTの最適化と軽量化等により、リッター33.4km/Lという軽ワゴンNo.1の低燃費を実現している。
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