スバル プラグイン ステラ 試乗レポート(3/4)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:オートックワン編集部
EVらしくスムーズで力強い走り
プラグイン ステラに搭載されるモーターが発生する動力性能は47kW/170N・m。軽自動車なので上限が47kWに抑えられているが、トルクは170N・mと極めて大きい。一般的な軽自動車のターボエンジンは、47kWのパワーと100N・m前後のトルクを発生しているから、電気モーターの性能はエンジンとは大きく違う。
電気自動車の走りには電池の性能のほうが大きく影響すると言われるが、こちらは総電圧が346Vで総電力量が9kWhとされている。この総電力量が9kWhと小さめなことが、航続距離に影響しているといえる。
プラグイン ステラの走りはいかにも電気自動車らしくとてもスムーズで力強いものだ。モーターはエンジンと違って走り出す瞬間から最大トルクを発生するので、最初から滑らかで力強い走りが得られる。トランスミッションはないのでアクセルを踏んでいると、そのまま真っ直ぐに加速を続けていく。制限速度があるのでアクセルを踏み続けるわけにはいかないが、この加速が永遠につながるのではないかと思えるような感覚が味わえる。
ステラの車両重量が800kg台後半であるのに対し、プラグイン ステラの車両重量は990kgだからざっと100kgほど重くなっている。でもその重さを感じさせない加速感だ。 一般道はもちろんのこと、首都高などを走っても加減速に不満はなく、電気モーターによる走りは十分に自動車用として成り立つものであることが分かった。
回生ブレーキが採用されていて、ブレーキを踏んだときに発生する熱エネルギーを電気エネルギーに変換して取り戻すようになっている。これによってブレーキに違和感が生じることもなく、普通に止まれる印象だ。重量の重い電池がクルマの比較的低い位置に搭載されていることで、走りの安定感は高まるが、コーナーなどでは逆に軽快感がスポイルされるような印象もあった。
試乗後には急速充電器による充電も試したが、これは15分ほどで満充電の80%くらいまでの充電が可能。ガソリンスタンドでの給油時間に比べれば長いものの、急速充電なら待っている間に何とかなる感じだ。 通常の充電は家庭用の100V電源で8時間かかるから、夜間に寝ている間に深夜電力を使って充電すれば良い。
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