「火の玉ボーイ」水平対向じゃないけど“らしさ”全開!初代スバル ジャスティ【MOTA写真館】
- 筆者: MOTA編集部
1984年から1994年にかけて製造販売されたスバル ジャスティ。あのハリウッド映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を思わせる炎の轍とともに駆け抜ける「火の玉ボーイ」が印象的だった。スバルらしい四輪駆動のコンパクトカーのジャスティは、量産車初のCVTを導入し先進性もアピール。22年後の2016年にジャスティの名が復活し「火の玉ボーイ」を思い出した方も少なくないだろう。
実はデビュー翌年から使われたキャッチコピー「火の玉ボーイ」ジャスティの特徴
当時スバルが販売していた軽自動車 スバル レックスをベースにボディを拡大して作られたジャスティは、スバル初のリッターカーとして1984年に登場する。「火の玉ボーイ」のキャッチコピーが使われたのは翌年の1985年。スバルの代名詞“水平対向”ではなく、直列3気筒 1.2L SOHC 9バルブ ツインキャブエンジンモデルを追加したときからだ。
ヒッチハイクするカップルや沿道にいる人がジャスティの走りで焦げてしまう演出はまさに火の玉。最後にタイムスリップのシーンを彷彿とさせる炎の轍を残すCMは、映画のワンシーンそのものであった。
技術者集団スバルの作った世界戦略車
1987年2月に量産車世界初のECVTを搭載したグレードを追加。当時は高価で人気にならなかったものの、現代において当たり前の組み合わせとなるメカニズムをいち早く導入。また、他社がコスト優先でコンパクトカーを開発する中、スバル ジャスティの足回りは、4輪ストラットの独立懸架にパートタイム4WDなど、技術者集団のスバルらしい意欲作だ。
スペックや価格
■全長×全幅×全高:3695×1535×1420mm
■エンジン
・直列3気筒 1.0L
・直列3気筒 1.2L
■駆動方式:前輪駆動、四輪駆動
■トランスミッション:5速MT/ECVT
■価格:64.9〜129万円
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