カロッツェリア×学生カーソムリエのコラボ車両、東京オートサロンでお披露目!(3/3)

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カロッツェリア×学生カーソムリエのコラボ車両、東京オートサロンでお披露目!
去る11月に行われた学生カーソムリエ×カロッツェリアの車両作成の様子 東京オートサロンのカロッツェリアブースを訪れた学生カーソムリエの2人 完成した『bBオープンデッキ』の前で 多くの来場者を集めたカロッツェリアブース 多くの来場者を集めたカロッツェリアブース 多くの来場者を集めたカロッツェリアブース 多くの来場者を集めたカロッツェリアブース 多くの来場者を集めたカロッツェリアブース 完成した車両を前に大満足の学生カーソムリエ 完成した車両を前に大満足の学生カーソムリエ 画像ギャラリーはこちら

ここで、本プロジェクトに参加してくれた2名の学生の感想も聞いてみたい。自分たちの提案が、この東京オートサロンの場で花開くという貴重な体験ができた2名。もちろん自動車大好きな彼らにとって、それはどんな意味を持つのだろうか。

主に内装の演出を手がけた竹内さん

事前の企画会議でメーターまわりの演出に意見を出す竹内さん

今回の「学生カーソムリエ×カロッツェリア」のプロジェクトは、ベース車両が決まってない段階から始まり、私は主にアイデア出しや車両の製作などに参加させていただくことができた。

完成車両とはオートサロンの会場で初対面することになるのだが、それまで他のメーカーのギラギラしたコンセプトカーを横目に見ながらカロッツェリアブースの近くまで進んだ。私は東京オートサロン訪問自体が初めてであったため、その雰囲気に圧倒されつつ「この会場に展示されているうちの一台に自分が関わっている」と思うと、言葉に表しがたい気持ちとなった。

ウッドデッキ用の木材をバーナーで加工する竹内さんオーディオに連動したメーターを設置され、華やかに生まれ変わった運転席周り

いよいよコンセプトカーのそばへ向かい、初めに目に入ったのは、私が実際に作業したリアデッキの部分だ。バーナーを片手に、暗い中で木材の表面をあぶって製作したウッドデッキは、あの時よりもさらに味わい深い色となっていた。

さらに車両後方には付属品の椅子も配置され、作業しながらイメージしていたウッドデッキの活用方法が現実のものとなっていた。

次に、私が提案した案の中で最も完成形が気になっていた「オーディオ連動の追加メーター」を見るために運転席側に向かった。すると、センターメーターの横に4連のメーターが配置されており、オーディオから流れる音楽に合わせて針が振れていた。さらに、メーターの文字盤には“carrozzeria”のロゴが入っており、その完成度の高さに非常に感動した。私の提案したアイデアが実際に形として出来上がり、コンセプトカーに取り付けられていることが大変光栄であった。

ひと通り自分が携わったコンセプトカーを見た後、ブース内の他の車両も見ることにした。この中で特に印象に残ったのは、同ブランドの参考出品の製品を詰め込んだトヨタVOXYであった。VOXYについては、コンセプトカーの製作を一緒に行ったパイオニアの内田さんが直接説明してくださった。他の車両との通信ができたり、大画面でカラオケをすることができたりするなど、とても魅力的で先進的な機能が満載であった。特に他の車との通信機能は、複数車両でのツーリングで非常に便利だと感じた。

このような先進的な2台と一緒に展示されたbBオープンデッキであったが、オートサロンの3日間だけでも多くの方に見ていただけたと思う。周りの車と比べ比較的身近に感じられるコンセプトカーとなっているので、これまで車を移動するためだけの道具と感じていた人には、これをキッカケにオーディオや内装などのカスタムの楽しさを知って欲しいなと思う。

ベース車両のbBオープンデッキを提案した藏人さん

私の提案したコンセプトは『クルマと暮らす春夏秋冬』。すなわち自宅で過ごすような居心地の良さと、良い意味で季節感を感じさせない、どの季節にも似合う雰囲気だった。

ベース車両は広い室内空間を持ちながら、他の何にも似ていない独特のボディ形状を持つbBオープンデッキが良いと感じたのだが、結果として採用していただけたのはとても嬉しかった。この外見の雰囲気をできるだけそのまま活かすため、あえてエアロなど装飾はせず、外装の加工は最小限にとどめた。

完成した車両を前に大満足の学生カーソムリエ
ルームランプとシートカバー、ウッドテーブルによるくつろぎの空間を演出木目パネルではなく、本物の木材を曲げて製作されたフロントグリル

エクステリアの最大の変更点は、このクルマの特徴である荷台の部分をウッドデッキに変えたことである。この点はカロッツェリアの皆さんとのディスカッションで生まれたアイデアであり、そこから具体的に全体のイメージが広がっていった。

インテリアのシートや内張りの変更、ナルディの木製ステアリングでナチュラルな雰囲気にまとまった。さらに助手席背もたれを木製のテーブルとして活用できるようになっていたり、雰囲気抜群のルームランプが設置されていたりと、非常にリラックスした空間に仕上がっていた。

個人的に印象に残っていたのがフロントのグリルで、これは木目ではなく、本物の木材を曲げて加工したらしい。このパーツも全体の雰囲気をよくするのに抜群であった。

ウッドデッキ用の木材を加工する学生カーソムリエの藏人さん

こういう小さなところまで気を配り、アイデアを膨らませてくれたカロッツェリアの皆さんには感謝してもしきれない。最初のディスカッションから企画作成、企画の採用からベース車両の納車、そして製作作業と、今まで夢にも思わなかった「実際にクルマを作る」ということに参加させていただき、大変有意義な時間を過ごせた。

自分の思い描いた車両がこんなにも華やかな場で展示されるというのは、これまでのクルマ好きとしての人生の頂点とも言える気持ちだった。エアロやエンジンのチューニングがすべてではなく、楽しくて居心地の良い空間も立派なカーカスタムの一要素であるということを、もっと多くの方に見て頂きたい。

・・・・やはり二人共、東京オートサロン本番を迎えて大いに感激していた模様。

本プロジェクトでは、学生カーソムリエとカロッツェリアの力を合わせることで、これまでのカスタムカーとは一味違ったテイストに挑戦することが出来た。今後、この車両にはまたどこかで会えるかもしれないので、是非とも期待していただきたい。

☆展示車両の詳細なディティールは以下のURLにてご覧ください!

http://autoc-one.jp/special-cs/2052739/photo/

☆当日のカロッツェリアブースの様子はこちらもチェック!

http://autoc-one.jp/special/2035869/

☆カロッツェリアブースを彩るコンパニオンの特集はこちらをチェック!

http://autoc-one.jp/special/2031007/

☆学生カーソムリエ企画についての詳細はこちら!

http://cs.autoc-one.jp/students/

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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