「Volkswagen presents 第2回カーソムリエ学生選手権」二次選考・最終選考会レポート(2/2)
- 筆者:
- カメラマン:茂呂幸正
筆記試験に勝ち残った10名の学生が、最終選考へ挑む!果たして選ばれたのは・・・!?
筆記試験に勝ち残った10名は、次に最終選考の面接試験に挑みます。
面接を担当する選考評議員は、モータージャーナリストの日下部保雄氏、小沢コージ氏、飯田裕子氏、今井優杏氏、そして東京大学特任教授の草加浩平氏、オートックワン編集長の横倉達也氏、さらに今回のイベントの協賛社の代表としてフォルクスワーゲングループジャパン株式会社広報部長の丸田靖生氏の7名。
選考のポイントとしては、情熱や意欲の強さがあることはもちろんですが、気持ちが強いだけでは良い取材ができるとは限りません。自分が現場でしたいことを具体的にイメージできているかどうか、また、現場では少人数ながら集団行動となるため、協調性も重視されます。
面接直前の10名へ、その意気込みを伺いました。
10名の受験者は4名、3名、3名の3グループに分けられ、集団面接のディスカッション形式で行われました。
どの学生も個性の違いはありますが、それぞれ自分の考えを明確に表現して、それを伝える能力を持ち合わせていると思える人ばかりだったことが強く印象に残りました。クルマ好きの若者が減っていることが危惧される中、彼らの純真さと志の高さは感動的でさえあったのです。
そのため3名に絞る作業は難航を極めたようですが、7名が熟慮に熟慮を重ねた協議により、最終的に以下の3名がジュネーブモーターショー、そしてVWが本社を構えるドイツ・ヴォルフスブルクにあるVW本社工場とクルマのテーマパーク“アウトシュタット”見学に参加する権利を勝ち取ったのでした。
磯田 薫さん(日本大学)
「カーソムリエ学生選手権で自分が選ばれるとは、最初は全く考えていませんでした。一次選考の後、二次選考に向けて自動車の知識について勉強をしましたが、付け焼刃的な勉強ではどうにもならないことは明白でした。ですから、自分が二次選考を突破できたのは、本当に偶然だったと思います。
しかし、その後の面接では絶対に負けたくなかったし、負ける気がしませんでした(と思い込むようにしていました)。この根拠のない自信が、選んで頂いた理由ではないかと(勝手に)思っています。
ジュネーブでは、日本のモーターショーとの違いを体験しつつ、思い切り楽しみたいです。アウトシュタットも、日本には導入されていないVWグループの車種を見られるのではと、とても楽しみです」
甲斐 亜偉人さん(立命館大学)
「ジュネーヴ行きが決定して、大変嬉しく思っています。実は、去年も学生選手権に参加していましたが、私の都合により二次選考圏内でありながら試験を受けられなかったため“今年こそは!”という気持ちで二次選考へと臨みました。
ジュネーヴでは、東京モーターショーで興味を持った“自動運転技術”について詳しく調べたいと思っています。自動運転技術は、運動能力・認知能力が衰えた高齢者の方々も安心して自動車を利用できる可能性を秘めていると考えています。地方都市では公共交通機関が発達しておらず、車が必須という地域が多いのが現状です。
高齢化社会において、公共交通機関の整備が行き届かない場合、高齢者の方々が『買い物難民』『病院難民』となる可能性も高いと予測されます。私は、自動運転はこのような状況を打開する技術になりうると期待しています。
しかし一方で『自動運転でない自動車との共存』『法整備』『運転する楽しさをスポイルしないか』などの不安があります。今回のショーでは、世界における『自動運転技術』の考えを明らかにしたいです。加えて、日本メーカーとの思想の違いを比較できれば面白いと思います」
辻本 健志さん(山口大学)
「当初は、自らのクルマの知識がどれ程なのかを確かめるために受けた、カーソムリエ学生選手権の検定試験。それが、一次選考に合格し、二次選考・最終選考と、ここまで本気になるとは・・・。二次選考のペーパーテストは、大学入試さながらの 緊張感でした。
そして、最終選考の3名の一人に選ばれ、晴れてスイス・ドイツに連れて行って頂けることになったことは、本当に嬉しいです!いつかは行ってみたいと思っていたけれども、現実離れしていたジュネーブモーターショー、 そしてVWが作ったクルマ好きの聖地、アウトシュタット。今は、“夢を掴み取った!”という気分に浸っています。
そして、第2回カーソムリエ学生選手権を受験した数多くのクルマ好き学生の代表、と考えると重責を感じます。この旅では、素直な直感と感性を大事にしながら、等身大のレポートをお届けできたらと思います」
悩みに悩んだ評議員の感想は以下の通り。
横倉達也氏(オートックワン 編集長)
「悪天候の中、二次・最終選考会に全国から集まってくれた皆さんには、並々ならぬ熱意を感じました。昨年以上に3名に絞るのは悩みました。最終選考に残った10名は誰が選ばれてもおかしくなかったと思います。
評議員の票はかなり割れましたから。ただ今回は、個性的で“同世代にクルマの楽しさや現場の感動をより多くの人たちに伝えられる人”という目で選ばせていただきました。選ばれた3名は、参加されたみなさんの分まで楽しんで、自分らしい発信をしてください!」
オートックワン代表取締役社長 加登吉邦より、参加学生達へ向けてのメッセージ
最後に、加登吉邦社長は以下の言葉で締めくくりました。
「記録的な大雪という悪天候の中、遠方からもご参加いただいたことに心から感謝します。私は自分なりの採点はさせていただきましたが、最後に3名を選ぶ瞬間は、選ばれなかった皆さんのことを思うと非常に辛いものがありました。選びきれなかったというのが本音です。
しかし、今回選ばれなかった皆さんにも高いポテンシャルがあることは間違いありません。皆さんのポテンシャルなら、必ず社会で成功を納めることができると確信したので、それを信じていただければと思います。 本当にお疲れさまでした。ありがとうございました」
選ばれた3名の皆さん、参加学生の皆さんの分まで楽しんできてください!
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