「ピカッ!」え、こんなところにオービス!? 首都高の速度取締りが増えたのは“コロナの影響”だった(1/2)
- 筆者: 加藤 久美子
- カメラマン:加藤 博人・オービスガイド・MOTA編集部
現在、全国40都道府県で移動式オービスが稼働し始めていて、自動車専用道路での設置例も多く聞かれるようになった。中でも東京都心の首都高で、移動式オービスが増えた理由とは。生活に密接した自動車関連情報に詳しいライターの加藤 久美子氏が、現地レポートを交え報告する。
なぜ?首都高に移動式オービスが増えている理由は
移動式オービス(可搬式小型オービス)は、2016年頃から対歩行者への事故を減らす目的で全国の都道府県警察に導入されてきた。2020年4月現在、全国40都道府県で導入されている。
固定式オービスと違って持ち運びや設置が簡単で、車を引き込むための広いスペースを必要とせず、なおかつ少人数で運用できることで、今後も固定式オービスが移動式オービスにとって代わる傾向が続くことが予想されている。
さて、その移動式オービスだが、この時期とくに自動車専用道路や首都高速での設置が急増している。
理由はコロナ禍による外出自粛で高速道路を走る車が激減したことで、スピードを出して空いている首都高を爆走したい! という車が増えているためだ。
2020年5月1日~10日は「ルーレット族取り締まり強化」と題して、首都高4か所(辰巳1&2・芝浦・箱崎)の各PA(パーキングエリア)を終日閉鎖している。
これらのPAを24時間締めることによって、「ルーレット族」が集まりにくい(活動しにくい)ようにするのが狙いだそう。
また、横浜の大黒PAもこの時期、夜間にたびたび閉鎖されている(大黒PAの週末夜間閉鎖は今に始まったことではないが)。
神出鬼没! 移動式オービスの特徴とは
移動式オービスの特徴は
・固定式と違って場所が特定されにくい
・ネズミ捕りと違って、「え?ここで?」と思うような狭い場所にも設置できる
・従来のレーダー探知機では探知できない「レーザー式」が主流
などなど、事前に場所を知るにはなかなか手ごわい相手と言える。
首都高は「特殊な取り締まり環境」で移動オービスの効果大!
日本で運用されている移動オービスには5機種程度の種類があるとされているが、その主流となりつつあるのが、LSM-300(移動式小型)とLSM-300-HK(移動式中型)でともに、従来のレーダー探知機では探知できない「レーザー式」である。
現在は「レーザー式」を探知できる探知機もユピテルなどから発売されているが、実は首都高に設置される移動オービスの場合、探知が難しい場合がある。
カーブの途中や壁など構造物の陰や壁の切れ目などに設置されるケースも多く、そうなるとレーザー式でも探知が非常に困難になる。
つまり、カーブや構造物、トンネル、詰所が短い区間に存在する首都高は、移動オービスの特徴を十分に活かせる環境だということだ。
>>こんなに小さいの!? 移動式オービスの機器を画像でチェック
速度超過が時速15キロ未満でも捕まる事例も!?
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では、首都高にはどんな場所に移動オービスが設置されているのだろうか?
アプリ「オービスガイド」が作成した「首都高オービスMAP」(最新版)が非常に参考になるので、まずはこちらを確認いただきたい。
特に多いのが、「9号深川線」である。今回、「ルーレット族対策」のために24時間閉鎖されている辰巳PA周辺は要注意である。
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