「ピカッ!」え、こんなところにオービス!? 首都高の速度取締りが増えたのは“コロナの影響”だった(2/2)

  • 筆者: 加藤 久美子
  • カメラマン:加藤 博人・オービスガイド・MOTA編集部
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実際に9号深川線で移動式オービスを目撃!

連休中のある日の深夜、「車から降りないドライブ」で首都高を走ってみた。東京に行くのはほぼ2か月ぶりである。

そして閉鎖中の辰巳第1PAで、警視庁のサインカーを横目に見ながら知人が事故ったカーブ(辰巳JCT)を過ぎ、9号線の直線道路に入ったあたりで、「オービスガイド」(スマホアプリ)の「この先移動オービスの目撃情報があります」という警告が入って来た。

移動オービスの記事は何本か書いているが、実物を見たことはない。

距離がどんどん近づいてくる、あと200M…となったところで左にある「非常駐車帯」に白いワンボックス発見!

ほどなくして小型オービスが現れた。おお!ついに実物を見ることができた!

カメラマン役の息子としばし感動を分かち合った。

移動式オービスの取締り場所は常に変化し続けている!?

その後、C1やC2を4~5周して、何度かオービスガイドが「目撃情報」を警告していたが、他に実物を見ることはできなかった(筆者が見つけられなかっただけで、実際には銀座や飯倉トンネル内で取り締まりが行われていた模様)。

辰巳第1PAの出口付近に移動オービスが設置されることも多いようだが、取材時は辰巳PAが閉鎖されていて、サインカーなどもあり減速をする車が多かったからだろう。その日は辰巳PA近辺での取り締まりはなかったと思われる。

ちなみに、筆者が目撃した場所の移動オービスは4回目に通った時(23時過ぎ)には跡形もなく消え去っていた。オービスガイドの情報によるとこの日は2回に分けて同じ9号深川線で取り締まりが行われていたそうだ。

移動式オービスが設置されやすい場所とその特徴は?

首都高をグルグル回ってみて分かったことや、オービスガイドを運営する大須賀克己氏のアドバイスをもとに、首都高の移動オービスについてまとめてみた。

1.非常駐車帯に白いワンボックスとセットで設置

非常駐車帯に白いワンボックスが停まっていれば、その先に確実に小型オービスがあると思ってよいだろう。

とくに、辰巳PA(第1・第2)の近辺は要注意である。

2.一回設置されると2~3時間取り締まりが行われる

警察官2名が車内で待機、2~3時間の運用がなされるケースが多い。

オービスガイドによると最大で同時5台運用を確認しているとのこと。

3.高速警察隊や首都高速パトロールカーの詰め所近辺も要チェック

都心環状線には警察や首都高の車両を駐車する場所や待機所、詰め所のような場所が点在している。

周辺で移動オービスによる取り締まりが行われることも多い。MAPのA/B/Eなどがそう。

4.取り締まる警察官の安全も考慮されている

移動オービスは固定式オービスように無人での取り締まりは行われない。スタイルとしては、「ネズミ捕り式で機械がオービス」となる。また、当然だが設置の際、取り締まりの際に警察官自身に危険が及ばないような場所を選んで設置されている。

なにより、安全運転がいちばん

ちなみに、首都高速の規制速度は意外と低い。基本は60km/hだが都心環状線は全線50km/h以下。

また移動オービスが設置されやすい場所は、非常駐車帯など物理的な理由もあるが、速度超過による事故が多発する地点でもある。

安全な速度で車から降りないドライブを楽しむことが一番だ。

[筆者:加藤 久美子/撮影:加藤 博人・オービスガイド・MOTA編集部]

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加藤 久美子
筆者加藤 久美子

山口県下関市生まれ 自動車生活ジャーナリスト 大学時代は神奈川トヨタのディーラーで納車引き取りのバイトに明け暮れ、卒業後は日刊自動車新聞社に入社。出版局にて自動車年鑑、輸入車ガイドブック、整備戦略などの編集に携わる。95年よりフリー。2000年に第一子出産後、チャイルドシート指導員資格を取得し、チャイルドシートに関わる正しい情報を発信し続けている。 得意なテーマはオリジナリティのある自動車生活系全般で海外(とくにアメリカと中国)ネタも取材経験豊富。愛車は22年間&26万km超の916アルファスパイダー。記事一覧を見る

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