「空のF1」で日本人が初の優勝!室屋選手の快挙で日本人の次の目標はル・マン!?インディ!?(1/2)

「空のF1」で日本人が初の優勝!室屋選手の快挙で日本人の次の目標はル・マン!?インディ!?
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室屋義秀選手が“日本人初”のウィナーに!

6月5日に行なわれた『空のF1』レッドブル・エアレースで、室屋義秀選手が“日本人初”のウィナーになった。

25年のキャリアを持つ室屋にとってはもちろん、2003年から始まったレッドブル・エアレースでも、初となる日本人ウィナー。文句なしの快挙だ。そして、その会場は日本の千葉。ハットトリックといえる勝利だった。

トーナメント方式のフライトを勝ち上がり、最後に4人が残る“ファイナル4”。室屋が1分04秒台のフライトを決めた時、幕張海岸の観客席を埋めた5万人の観客は歓喜の渦に包まれた。

レッドブル・エアレースが日本で行なわれるのは、去年に続いて2回目。

F1や自動車レースのピット&パドックに当たる整備と滑走路を持つ“ハンガー”が浦安市の堤防に設けられ、そこから9km離れた千葉市の幕張海岸沿いの海上に設けられたコースが舞台になる。

今年のコースは、昨年の50秒+より10秒以上長く、さらに高速設定となった。特に、観客席から海に向かって右端の“ダブルループ”が難関とされた。

通過後に踵を返して元のコースを逆走(逆飛行か)するために、高く舞い上がって急降下して通過するそれは、高速のため、通過スピードをうまくコントロールしないと、“オーバーG”を犯してしまう。

時速370km/hの最高速で旋回を行なう三次元モータースポーツといわれるエアレースだが、速度に制限を着けないと、旋回時のGフォースで、パイロットがブラックアウトしてしまうことが想定され、10Gを越えてはいけないという規則がある。

やみくもに飛ばせばいいのではない。そもそも10Gという数値自体、常人ではとっくに気を失っている強烈さ。その前段階のグレイアウトの領域でも、頭がクラクラする状況になり、普通の人間では正確な操縦ができなくなる。

室屋は去年、ベストタイムを記録しながらオーバーGのペナルティに唇をかんでいた。

室屋は、2年目の今年に向けて神社にもお参りし、万端を整えて6月5日の決戦に臨んだ。毎朝5時に起き、ストレッチやランニングをこなすことを日課にしつつ。

6月4日は、強い風雨とそれによる2.5mの高波のために、全フライトが中止になる荒れた天候だった。翌日の天候も心配されたが、5日の午前中まで残った雨が午後には止み、厚い雲が徐々に薄れ、決戦の舞台を美しく演出した。

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山口 正己
筆者山口 正己

F1情報サイト[STINGER]http://www.f1-stinger.com/ 編集長 世界初のF1速報誌『GPX』創刊編集長記事一覧を見る

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