F1で快挙!セナもシューマッハも成し得なかった10代優勝ドライバー誕生!元F1ドライバーの父が英才教育(1/2)
- 筆者: 山口 正己
参戦最年少記録の約1年後に18歳最年少優勝の大記録!
F1の歴史が変わる瞬間を眺めることができて幸せだ。これは世界各国で4億人と言われるF1テレビ観戦者も同じ思いだっただろう。
5月15日に決勝レースを行なった2016F1GP第5戦スペインGPで、18歳のマックス・フェルスタッペンが優勝、セバスチャン・フェッテルの20歳と73日を大きく破って最年少F1GP優勝者の大記録を樹立した。たぶん、18歳と227日というこの記録は、未来永劫に破られることはないだろう。
さて、レーサーに限らず大物は“持っている”と言われるが、マックス・フェルスタッペンという少年も、その例に漏れない。マックスくんは去年、F1参戦最年少記録を17歳と166日に書き換えてデビューした。
父親のヨス・フェルスタッペンは、元F1ドライバーで1994年~2003年までに100戦以上のF1GPを走っている。マックスくんに続いて2位になったフェラーリのキミ・ライコネンは、45歳のヨス・フェルスタッペンと一緒にレースをしたことがある。マックスくんの2倍生きている36歳のライコネンの息の長さもさることながら、マックスくんの若さが際立つ逸話になった。
喧嘩っ早く、暴力沙汰で何度か話題になった父
父親は1999年にF1参戦直前まで開発が進められながら、参戦が実現しなかった幻のホンダF1の最終テストを担当したこともあるオランダ人だ。1950年に始まるF1GPの歴史の中にオランダ人ドライバーは15人いるが、最高位は3位。表彰台の経験者はいるけれど優勝はいなかった。その唯一の表彰台経験者が、ヨス・フェルスタッペン、彼の父親だ。
ちなみに日本人F1参戦ドライバーはこれまで20人いるが、F1GPウィナーはいない。マックスくんによって、日本はオランダに先を越されてしまった。お父さんはある意味、不遇のF1ドライバーだったが、その鬱憤を晴らすように、マックスくんがオランダ人初のF1GPウィナーになった。
気性の荒さで知られたヨス・フェルスタッペンは、喧嘩っ早く、暴力沙汰で何度か話題になった。マックスくんのお母さんを殴ったこともあったというが、結果としてスパルタンにマックスくんにカートと人生をたたき込んだ。
表彰台最上段で、世界三大テノールのひとり、スペイン人のプラシド・ドミンゴさんからインタビューを受け、お父さんも喜んでいるでしょうと質問された。「お父さんにたくさん助けてもらった、感謝しなければならない」とコメントする息子を、表彰台の下から見上げていた乱暴者のお父さんは涙を流し、表彰台を降りた18歳の息子とがっちりと抱き合った。
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