台風にも負けない痛車の熱気!痛車の祭典「第10回痛Gふぇすた」(2/2)
- 筆者:
- カメラマン:松永和浩 Text : 松永和浩
様々なクルマが痛車になっている驚き
約1000台という一般出展車はかなりバラエティに富んでいる。あらゆるタイプのクルマが痛車になっているといっても過言ではない。
コンパクトクラスはほぼ全メーカーが痛車になっているといえる。その中でもスポーツグレードの人気は高い。日産 マーチはK12が多いが、K13のマーチNISMOも痛車になっていた。またホンダ FIT3やホンダ フリードなどコンパクトクラスは新車が目立つ。
軽自動車ともなると本当にあらゆるジャンルのクルマが痛車になっている。特にバン系はサイド面が大きくキャンバスになりやすいこともあって大胆なグラフィックが目立つ。電気自動車の三菱 iMiEVは電気つながりのキャラクターでグラフィックをキメていた。
大胆ということであればミニバン系やハイエースなどの1ボックスもミドルサイズ、フルサイズの区別無く大胆な表現が目立つ。この迫力は実際に目にすると圧巻だ。
セダンやワゴンは出展数も大量で、その表現方法も様々だ。元々の車種がなんだか判らないほどボディから作りこんでいるものもある。またハイブリッド車も大変多く、トヨタ プリウスやトヨタアクアは当然ながら、街中ではあまり見かけないホンダCR-Zもここではかなりの数を見ることが出来た。
あまり見ることの無いレアな車も痛車には非常に多い。日産パルサーGTI-Rなどは現存台数も限られているはずだがここでは複数台を確認でき、また「いすゞの」ジェミニやダイハツミゼット、トヨタ「セラ」なども痛車となっている。
痛車のキャラとコスプレの融合も
「第10回痛Gふぇすた」ではコスプレイヤーも多数来場していた。しかし折からの暴風雨の影響で着替えはしたものの、お気に入りの痛車の前での撮影をしているコスプレイヤーは非常に少なかった。
そんななか、自分の衣装と同じキャラクターの痛車の前で撮影を楽しんでいたコスプレイヤー「えびの」ちゃんを見つけ、撮影をさせていただいた。天気がよければ彼女のようなコスプレイヤーがもっとたくさん撮影を楽しむことが出来たことを思うといささか残念である。
彼女が一緒に撮影を楽しんでいたBMW130iをはじめ、輸入車も数多く痛車になっている。FIAT500やスマートはもとより、ポルシェボクスターやメルセデスCLS500などのプレミアム系、またケイターハム・スーパー7などのスパルタンなスポーツマシンもキャラクターグラフィックを楽しんでいる。
「第10回痛Gふぇすた」は世界最大の痛車の祭典だけあって、痛車を軸に様々なオタクカルチャーが交錯するイベントとなっている。アニメやゲームのキャラクターを貼りこむだけではなく、そのスタイルの構築のためにドレスアップやチューニングを多く取り入れているものも少なくない。クルマで何かを表現しようとする手法としてだけではなく、そこから生まれる異文化などの交流も含めて、痛車はすでに定着したカルチャーと言ってもいのかもしれない。
[レポート/Photo:松永和浩]
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