4輪車事業への参入はどうなる!? ヤマハ発動機が中期経営計画の進捗を発表
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:オートックワン編集部・ヤマハ発動機
更なる増収・増益に向けて
ヤマハ発動機は2014年9月12日、都内で同社の中期経営計画[2013-2015]の進捗状況等について都内で会見を開いた。
2015年の売上高目標1兆6千万円、さらには2017年の目標2兆円に向け、同社のコアとなる2輪車事業やマリン事業、そして特機・他事業について発表。エンジン・プラットフォームの集約化、国内外の生産拠点における体制見直し等などをさらに徹底し、世界規模でのコストダウンを図るとともに、すべての事業において持続的成長による企業価値の向上を目指すことで、現時点においても当初の計画通りの進捗であることが明らかにされた。
その成長戦略のひとつとして注目されるテーマのひとつが『広がるモビリティの世界を創る』。2輪から3輪、さらには4輪へと技術を広げ、ユーザー層を拡大する目論見だ。
ヤマハは2輪から3輪、さらには4輪へと技術を広げる
3輪モデルとしては、第三の移動体として既に発表され、早くも話題を呼んでいるLMW(3輪バイク)「TRICTIY(トリシティ) MW125」が挙げられる。欧州市場では計画の120%を達成。日本においても好調なスタートを切っており、今後もバリエーションの拡大を計画している。
2輪モデルについても、アセアン向けコミューターに「BLUE CORE(ブルーコア)」思想に基いた次世代高性能小型エンジンを開発。ベトナムの女性向けスクーター「Nozza Grande」へ搭載するなど、展開を進める。さらに今後2020年までに3タイプのBLUE COREエンジンで年間500万台の生産を目指すとした。このほかスポーツスクーター「MAX」シリーズや、アジア市場で特に人気の高まりをみせているレーサーレプリカ「R」シリーズ、個性派のスポーツバイク「MT」シリーズなどにおいて、それぞれニューモデル追加の計画があることを示唆した。
東京モーターショーで発表されたヤマハ初の4輪車「MOTIV」の今後は
そして気になるのがその「4輪車」市場参入への展望だ。昨年秋の東京モーターショーでお披露目された都市型パーソナルビークル「MOTIV」(モティフ)は、世界的F1デザイナーのゴードン・マーレー氏との共同開発による4輪車のコンセプトカーだった。
ヤマハ発動機 柳 弘之 社長執行役員は、気になる4輪車事業の今後について「なるべく早いタイミングでの実現を目指す」と、登場時期等については明言を避けた。事業化に向け現在社内で検討を進めており、ヤマハ発動機にとっての最良な道筋を探っているところだという。
[レポート:トクダ トオル(オートックワン編集部)]
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