子供たちに夢を!グッドイヤーが「宇宙教室」を開催

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子供たちに夢を!グッドイヤーが「宇宙教室」を開催
次世代月面探査車とスプリングタイヤ 次世代月面探査車とスプリングタイヤ 月面探査車用タイヤ「スプリングタイヤ」 宇宙ステーション補給機(HTV)の模型 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場施設設備のミニチュア模型 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場施設設備のミニチュア模型「大型ロケット移動発射台」 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場施設設備のミニチュア模型「大型ロケット発射塔」「第1射点」 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場施設設備のミニチュア模型「第2射点」 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場施設設備のミニチュア模型「大型ロケット組立棟」 スペースシャトル ディスカバリーの模型 (左)HII-Aロケットの模型/(右)HII-Bロケットの模型 画像ギャラリーはこちら

実は「宇宙」と縁が深いグッドイヤー

スペースシャトル ディスカバリーの模型

5月29日、グッドイヤーは「子供たちに夢を!グッドイヤー宇宙教室」を、品川区の立浜川小学校にて開催した。

このイベントは、グッドイヤーが子供たちへ「宇宙」への夢や希望を体験してもらおうと開かれたものだ。

今年は、「はやぶさ」関連映画が次々と公開される中、7月15日には星出彰彦宇宙飛行士が搭乗するソユーズ宇宙船が、7月21日には「H-IIBロケット3号機」の打ち上げがそれぞれ予定されているなど、今年は「宇宙」というキーワードに注目が集まっている。

グッドイヤーといえば世界的に有名なタイヤメーカーだが、実は1971年のアポロ14号計画で使われた月面探査車で採用された「ムーンタイヤ」を開発したのもグッドイヤーだ。

それから41年経った現在、同社はNASAと共同で次世代の月面探査車用の新たなタイヤを開発中という事もあって、グッドイヤーは宇宙と非常に縁が深い。

そんなグッドイヤーが同イベントを開いたのは、必然ともいえる。

「グッドイヤー宇宙教室」の内容としては、もちろん小学生向けに分かりやすいものでありながらも、JAXA(宇宙航空研究開発機構)協力のもとスペースシャトル“ディスカバリー”や月面探査車・H-2A&H-2Bロケットなどの模型展示、宇宙服や宇宙食の展示など、大人でも思わずワクワクしてしまうような内容となっていた。

大人でも思わず受けたくなる!が・・・

「グッドイヤー宇宙教室」オープニング
映像デモンストレーション「宇宙のフシギ~月面探査車と宇宙タイヤ~」月面探査車用タイヤ「スプリングタイヤ」

「グッドイヤー宇宙教室」でまず最初に映像公開された「宇宙のフシギ~月面探査車と宇宙タイヤ」では、アポロ計画時の月面探査車と前述のムーンタイヤが紹介され、さらにNASAとグッドイヤー共同開発による最新の「スプリングタイヤ」を履いた月面探査車の映像が紹介された。

「スプリングタイヤ」については、アポロ計画で使われたワイヤーメッシュの代わりに800本ものスプリングが組み込まれており、チューブレスで空気を入れる必要がない。

わずかなダメージでパンクしてしまうチューブタイヤに比べて耐久性が高いほか、昼夜300度の温度差、宇宙空間から放出される大量の放射線にも耐え得ることが紹介されていた。

ちなみに、映像中でNASAはこの技術が将来的に地上で応用できるかも知れない、とコメントしている。

元JAXA 宇宙教育推進室長 渡辺勝巳氏
元オリンピック選手の池谷幸雄氏による無重力映像

さらに、元JAXA 宇宙教育推進室長 渡辺勝巳氏による講演、「国際宇宙ステーションと宇宙飛行士について」も開かれた。

同講演では、元オリンピック選手の池谷幸雄氏が飛行機からの急下降によって無重力を再現、そこで卵を割ってみたりうさぎを宙に浮かせてみたりと面白実験を映像で紹介し、子供たちからは笑いが巻き起こっていた。

また、スペースシャトルが135回に2回爆発しており、現在でも非常に難しい技術であること、そこへ命がけで挑戦していく飛行士たちの話や、水を使うことができない無重力状態において「頭をシャンプーした後に水が使えないがどうするか」などのクイズも出題されるなど、誰でも興味を引かれるような楽しい講演となっていた。

「子供たちに夢を!グッドイヤー宇宙教室」は次回、宮城県仙台市の将監(しょうげん)小学校にて、6月5日に開催される。(以降、名古屋・大阪・福岡の小学校で開催予定)

また、残念ながら同イベントキャラバンは一般の方は入場できず、子供たちの為のイベントとなるのでご理解を。

手前2つが「船内宇宙服」、奥の2つは「船外宇宙服」国際宇宙ステーションの模型「きぼう」日本実験棟の模型「日本の宇宙食」全て本物

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