【スクープ!】次期 ホンダ 新型「フィット」「フィット ハイブリッド」は低燃費でもクラスNo1を奪取する!
- 筆者:
2013年、いよいよ「フィット」シリーズがフルモデルチェンジ!
ホンダを代表する大人気コンパクトカー「フィット」「フィット ハイブリッド」が、2013年秋にいよいよフルモデルチェンジを果たす。
【※TOP画像は、現行型ホンダフィットに1.5リッタークラス新ガソリンエンジン+小型クラス新CVT技術を搭載したテスト車両】
2001年にデビューするや、革新的なパッケージングや斬新なスタイリングなどで大旋風を巻き起こした初代フィット。2007年に全ての面で生まれ変わり、究極の正常進化を遂げた2代目(現行型)フィット。そして2010年、2代目フィットをベースに投入されたエコカー「フィット ハイブリッド」。いずれのシリーズも他を圧倒する大ヒット作となっているのはご存知の通りだ。2013年3月末には、初代デビュー以来わずか12年足らずで、国内200万台の累計販売台数を達成した。ワゴンボディの派生版「フィット シャトル」「フィット シャトル ハイブリッド」込みの数値とはいえ、これはホンダ史上でも最速の記録である。
しかし、ライバルメーカーも手をこまねいていた訳ではない。
トヨタ アクアや日産 ノートを超える低燃費性能を武器に、販売台数TOPも奪還する!
【写真は現行型ホンダ「フィット」シリーズ】
トヨタは、旧型プリウスのパワートレインを流用しコストダウンを図ったストロングハイブリッドシステムを搭載したコンパクトカー「アクア」を2011年末に投入。圧倒的な低燃費34.2km/L[JC08モード]を達成し、それまでの1位常連だったフィット、そして兄貴分の「トヨタ プリウス」を抜いて、日本車販売台数の年間TOPに輝いた。
日産も、フィット対抗をあからさまに意識した2代目「ノート」を2012年に発表。ガソリンモデルではクラス最強の低燃費25.2km/Lをマークし、ハイブリッドモデルのフィット ハイブリッドが記録する26.4km/Lの燃費にすら肉薄する大健闘をみせ、こちらも人気を維持している。
そんな中、ホンダは2013年秋にいよいよフィット/フィット ハイブリッドをフルモデルチェンジする。目指すは、低燃費性能、販売台数、全てにおいてのNo.1奪還だ!
「EARTH DREAMS TECHNOLOGY」でフィット ハイブリッドは35.4km/Lを超える!?
【画像はSPORT HYBRID Intelligent Dual Clutch Drive搭載のテスト車両】
ホンダは2012年11月、いずれも次期市販車に導入を予定する新世代パワートレイン技術「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」の数々を発表している。その中で、次期フィット ハイブリッドに搭載予定の新技術「SPORT HYBRID Intelligent Dual Clutch Drive(スポーツ・ハイブリッド・インテリジェント・デュアル・クラッチ・ドライブ)」の概要が明らかにされている。
これは1モーターの軽量コンパクトなハイブリッドシステムだが、従来の1モーター式IMAを搭載する現行型フィット ハイブリッドからは大きく進化を遂げている。
新システムは、新開発1.5リッターアトキンソンサイクルエンジンと、出力を強化したモーターを内蔵する7速DCT[Dual Clutch Transmission(デュアル・クラッチ・トランスミッション)]、容量を高めたことでより高出力を引き出せるリチウムイオンバッテリーが組み合わされる。クラッチの切り替えにより、発進時などにエンジンと切り離しEV走行を実現するほか、加速時や高速走行時にはエンジン+モーターで高出力を得たり出来る高効率なシステムだ。「SPORT」が冠についていることからも分かるように、エコだけではなく、スポーティな走りの楽しさも追求している。
ホンダによれば、従来型に比べ加速性能で15%以上、燃費では30%以上の性能向上を果たしているという。現行フィット ハイブリッドの26.4km/L[JC08モード]に対し、単純計算で3割増しなら34km/L超といったイメージか。しかしアクアが35.4km/Lを達成している以上、ホンダとしてもここは意地でも超えたいところだろう。
【画像はi-VTEC直噴+新型CVT搭載テスト車両】
「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」では、ガソリンエンジン車の新技術も発表されている。
新開発のi-VTEC直噴ガソリンエンジンと、従来型に比べ高効率でレスポンスの良さが味わえる「G-Design Shift」CVTがそれで、現行型に対し10%以上の燃費向上と、15%以上の加速性能向上を実現しているというから楽しみだ。ノートの25.2km/Lを超えることが出来るか、こちらにも注目したい。
安全装備でもクラスを超えた充実ぶり
スバルやボルボを始めとする予防安全技術、いわゆる「ぶつからないクルマ」が人気だ。ホンダの新しいフィットシリーズには、国産コンパクトカークラスとしては初めて、事故回避支援システム「City-Brake Active System」が新設定される。
具体的には、レーザーレーダーにより前方の車両を認識。約30km/h以下で追突の危険を察知すると、警告音や表示により注意喚起する。そして自動的にブレーキをかけることで、追突回避や衝撃軽減を助ける。またこの仕組みには、アクセルの踏み間違いによる誤発進抑制機能も含まれ、サイドエアバッグやサイドカーテンエアバッグなどとセットの「Safety Package」として、オプション設定される見込みだ。
ダイハツの軽自動車では、緊急ブレーキの仕組みが5万円弱で装着出来ることから考えても、ホンダ 新型フィットでのお値頃な価格設定(あるいは標準装備化!)にも大いに期待したい。
このほか既に発表されている技術としては「安全運転コーチング」機能にも注目したい。これはホンダの純正カーナビゲーションシステム「Honda インターナビ」とスマホ用専用アプリの両方で実現出来るもので、信号がない危険度の高い交差点への接近時などに注意を喚起したり、安全運転の評価を行ったりするもの。交差点情報は、ホンダ独自のインターナビによる通信データ解析によりデータ化された。
デザインはキープコンセプトか、それとも「アッと驚く」新鮮さか!?
今秋登場予定のホンダ 新型 フィット/フィット ハイブリッドは、2013年5月時点ではまだそのデザインの全容については明らかにされていない。しかしそのヒントは、今年初頭の北米・デトロイトで行われたデトロイトモーターショー2013に隠されているかもしれない・・・。
会場では、北米のみならず今世界の市場で注目度が高まるコンパクトSUVのコンセプトモデル『URBAN SUV CONCEPT』が発表された。これは次期フィットをベースとした派生モデルであることが明らかにされている。そう、ここに鍵がある。
URBAN SUV CONCEPTには、あくまでもコンセプトカーということをアピールすべくショー向けの装飾が加えられており、これ自体もそのまんま市販化、というワケではもちろんないだろう。しかし少なくとも、いかにもホンダらしいシャープなラインや躍動的なフォルムなど、今ホンダが考える近未来デザインのトレンドや傾向をうかがい知ることは出来るはずだ。
このことを鑑みると、初代モデルの正常進化、いわばキープコンセプトで登場した現行2代目フィットからはイメージをガラっと変え、新たなフィットの世界観が示されることが予想される。SPORT HYBRID Intelligent Dual Clutch Driveの高性能をデザインの面でも想起させるような斬新さ、と言い換えてもいいだろう。
初代フィットがそうだったように、コンパクトカーの価値観を覆すような「アッと驚く」デザイン力に期待したい!
[レポート:オートックワン編集部 スクープ班]
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