泥沼でも、ぬかるみでも関係なしっ!トーヨータイヤ オープンカントリーの走破性を刮目せよ!(2/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村 栄二
さすがは「M/T」だが、「R/T」だって走破性はハイレベル
まずは泥濘路なども含む埼玉の本格的なオフロードコースを、オープンカントリー「M/T」と同「R/T」を装着した、アメリカンフルサイズピックアップのベストセラーであるフォード F-150で走行。
さすがにこういう場所を走ると、「M/T」の実力はたいしたもので、乾いたフラットな路面あたり、ちょっと大げさだが舗装路に近い感覚で走れる。アクセルをドンと踏んでもあまりスリップせず即座に加速できるし、ステアリングを切ったときの応答遅れも小さい。横滑り防止装置やトラクションコントロールもタイヤがグリップしていないと効かないわけで、そこがちゃんと的確に動作してくれるということは、それだけグリップが高いということにほかならない。
「R/T」だって乗り比べるとやはり「M/T」のほうが全体的にグリップ感は高いわけだが、むろん走破性はハイレベルで、なかなかやるもんだと思った。いかにも頑丈そうで、タイヤが傷みそうな感じがしない。
ただし、条件がキツイほどやはりM/Tは真価を発揮する。
もっとも顕著に違いを感じたのが、ぬかるみの走りっぷりだ。センター部がオンロードよりの「R/T」では、泥がつまってステアリングが取られ、格闘しているとなんとか前に進んでいく感じだったのに対し、「M/T」はそれがあまりなく、上手く泥が排出されて、アクセルを踏めばグイグイと前に進んでいく。そのあたりは、さすがは「M/T」の面目躍如である。
「R/T」を履いたランクルで舗装路をドライブ
一方のオープンカントリー「R/T」も、さすがにこういう状況に特化した「M/T」にはおよばないとはいえ、後述する舗装路でのドライバビリティと、このデザインと走破性を両立しているところが偉いのだ。そのことを、つづいて「R/T」を装着したランクル200 で会場の周辺一般道をドライブして思い知ることとなった。
いささか乗り心地は硬く感じたのだが、それはランクル200に適合するサイズが、LT(ライトトラック)用規格となり、一般的には250kPa程度のところ、耐荷重強化のため最大負荷能力の指定空気圧が高めに設定されており、この日の試乗車も450kPaに調整されていたせいだ。
どうせなら実態に合わせた状態でも乗りたかったところだが、指定空気圧でない状態では走らせるのは、タイヤメーカーにとっては許されないとのことで、そこは納得するしかない。
ロードノイズについて、60km/h程度から上の速度域では、それなりに出てくるが、こうしたオフロードタイヤのわりには、そのレベルは低めに抑えられている。もしも空気圧を250kPa程度にして走れば、乗り心地も音もずっと快適になることには違いない。
また、LT規格であることもあってタイヤの剛性は高く、ステアリングを切ったときの応答性は、むしろOEMタイヤをしのぐほどだった。そこは空気圧を下げても、あまり落ち込むことはないという。
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