【PR】YOKOHAMAの最高傑作スタッドレス「iceGUARD6」 今度のアイスガードは何かが違う!!山本シンヤがタイヤに宿った怪物の正体に迫る!(3/3)
- カメラマン:和田 清志
「ウェット性能向上」と「転がり性能」、二律背反の部分を克服
山本:今度は材料に関してですが、どのような挑戦があったのでしょうか?
タイヤ第二材料部 尾ノ井秀一氏(以下 尾ノ井)にお聞きします。
尾ノ井:実は今回、ウェット性能も向上させるという目標がありました。ただ、燃費性能も悪化させるわけにはいかない。するとウェット性能向上と転がり性能の向上は二律背反の特性ですので、両立はとても難しいのです。
そこでシリカの配合量を最適化し、その分散を助けてあげるシリカ高反応ホワイトポリマーを採用し、試行錯誤して、二律背反の部分を克服しています。
山本:配合に秘密があったりしますよね!?
尾ノ井:このポリマーの効果は絶大です。配合は企業秘密ですので具体的には言えませんが(笑)。
山本:つまり構造とコンパウンドあってのスタッドレスということなのですね。
尾ノ井:iceGUARD6にはこれ以外に、吸水する配合剤「新マイクロ吸水バルーン」があります。これも氷上に有効に働くのです。氷上の表面の薄い水を吸い上げるので、スリップの危険を低減させる効果を持ちます。
これまでのオレンジオイルは元々はウェット路面で効果が出てくる配合剤で、そして今回のiceGUARD6に新しく配合されたオレンジオイルSは性能低下をより遅らせ、より長持ちさせる効果的な成分となっています。タイヤは4年目から徐々に硬化がはじまり、性能は落ちてきますので、これを少しでも遅らせる、性能を少しでも長く維持させることに注力しています。
山本:劣化に関してですが、保管方法で気をつける点ってありますか?
尾ノ井:保管の仕方も、究極な理想を言えば、暗い部屋で温度を低くして置いておくことがいいです。直射日光もできる限り避ける必要があります。
山本:置き方ですが、縦置き、横置きは重要ですか?
置き方はそこまで重要ではありませんが、床置きすると老化防止剤が床面に移行し、その分ダメージは出てしまいますので、その点も注意が必要です。
ですので、きちんとタイヤラックに積んで保管されることを推奨します。
あとは空気圧を少し下げてもらうと尚良いです。
山本:試走して気付いた点ですが、今回試乗させてもらって音の静かさには驚きました。
尾ノ井:それも接地に関係しています。あと横方向のラグ溝ですね。ライトニンググルーブをかなり改良しております。これは正直、素材はあまり関係ありません(笑)
山本:摩耗に関してどうですか?
尾ノ井:スタッドレスはサマーに比べ柔らかいので、接地圧を分散させるように接地形状の均一化をしており偏摩耗しにくい形状としています。
溝が減ると雪上性能が落ちる、年月が経つと氷上性能が落ちる。それをいかに落とさないようにするかが、日々、我々が試行錯誤している技術なのです。
山本:では最後にウィンタードライブを楽しむドライバーの皆さんへ一言どうぞ!
尾ノ井:やはりスタッドレスタイヤは降雪地域にお住まいの方は10月、それ以外の地域の方でも11月にはぜひ履き替えを行っていただきたいですね。
冬の路面は表情が様々で、刻々と変化します。その変化に対応できるのはスタッドレスタイヤしかありません。
突発的な天候の変化や、急なハンドル操作が必要なときでも、最悪なケースは我々としても想像したくありません。中でも最も危険とされる氷上路面に今回は注力いたしました。ぜひiceGUARD6のご検討と、シーズン早めの履き替えをお願いいたします。
[インタビュアー:山本シンヤ/まとめ:吉澤 憲治(オートックワン)/Photo: 和田 清志]
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