【PR】YOKOHAMAの最高傑作スタッドレス「iceGUARD6」 今度のアイスガードは何かが違う!!山本シンヤがタイヤに宿った怪物の正体に迫る!(2/3)

  • カメラマン:和田 清志
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吸水バルーンの殻のエッジ部分まで「ひっかく」効果を生み出している

山本:ちなみにパータンに関してですが、正直僕らでも、パターンのどの部分がどういった効果を生み出しているのかはわかり難い所があります。よく「ひっかく」と言いますが、多くの皆さんはこの「ひっかく」に漠然としたイメージしか持っていないと思うんですが、その辺はどうお考えですか?

温品:パターンに関しては、サイプや溝の数や位置が重要になります。ただ、非常に難しいのですが、目に見えるブロックのギザギザ感だけではなく、目に見えないミクロの部分のギザギザ感というものも重要になると考えています。極端なことを言いますと、全く溝のないスリックタイヤにスタッドレスのゴムを巻いて走ると、案外走れるのです。

山本:そうなんですか!

温品:それは吸水バルーンの殻のエッジ部分まで「ひっかく」効果を生み出しているのです。

山本:水を吸って吐き出すということだけではなくて、ひっかく効果もあるんですか!

温品:そうです。バルーンの端がエッジ効果を生み出してくれるのです。

こういった小さなものの効果が重要なのです。

山本:一世代前のiceGUARD5から左右非対称のパターンを採用されていますが、右と左のパターンを変えることでどれだけ高い効果が出るんですか?

温品:氷上性能が特に求められるのは、やはり減速や停車時です。そうした状況で接地領域が大きくなるイン側に氷上性能を集約しています。

ただし、雪道ですと、意外と走れてしまいますが、ハンドリングすると今度はアウト側に荷重がかかるので、適宜対応できるよう機能分担が可能な非対称パターンを採用しています。

山本:これはiceGUARD6でも継承されているのですか?

温品:はい。iceGUARD5プラスに比べてiceGUARD6は何が違うかというと、イン側が氷、アウト側が雪というコンセプトは変わりないのですが、iceGUARD 6ではイン側のサイプの量を360度全方向に対して増やしています。ただし、サイプの量を増やしすぎると、ブロック自体がフニャフニャになって、今度はドライ路面で踏んばりが効かなくなってしまいます。いわゆる剛性が低いタイヤになってしまいます。

ですので、深さ方向の折を増やしてブロックが倒れ込むのを抑制しているのです。

折を増やすと倒れたもの同士が支えあった倒れ込みを防ぐのです。

これはオンロードでも効果を発揮します。

山本:今回試乗してみて直感的に感じたのは、トラクション性能は先代と大きな違いというのは感じなかったのですが、コントロール性能がずば抜けて進化していると感じました。

ハンドル操作していて、「あっ!流れるな」と感じるときでもすぐに修正しやすい点はよかたです。まさに大きな爪で氷をひっかいて疾走する怪物でした。つまりこれってゴムの剛性感の部分に当たるのですか?

温品:剛性感というよりも、これは接地感ですね。

接地形状が従来品に比べて丸くなっています。さらに接地長が伸びていまして、雪を捉える面積が広くなっている、これがコントロール性に寄与している要因です。

そこを感じていただけるのは開発者としてうれしいですね。

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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