テスラ ロードスター 海外試乗レポート/日下部保雄(3/3)

テスラ ロードスター 海外試乗レポート/日下部保雄
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今までのどのような自動車より異なった面白みがある

テスラ ロードスターを試乗する日下部氏
テスラ ロードスターを試乗する日下部氏テスラ ロードスターを試乗する日下部氏

公道に出てわかったが、実用性はかなり高く、他の交通の流れに乗ってもまったく違和感はなく、追越などもEVらしいパワーを発揮して鋭く加速するし、レスポンスも思っていたよりも良いレベルにあった。

馬力に換算すると248hp、185kwもあるのだから当然といえば当然だが、このパワーを全力で使えば航続距離が短くなるのはガソリン車と同じだ。

ちなみに、航続距離は北米のシティ/ハイウェイを混ぜた値で244マイル=390kmも走るといわれている。その実力は試せなかったが、実際に300kmぐらいの航続距離を目安にしているユーザーも多いと聞く。

450kgのリチウムイオンバッテリーをミッドシップに積んでいるのだから、当然ともいえるが大した実力だ。因みに重量は1,345キロほどあり、前後重量配分は35:65と言う。

この重量に抑えられたのは、もともとの車体が軽いのに加え、ボディをカーボンで作っているためだ。カーボンボディは、カウル剛性と軽量化に貢献している。ブレーキは、4輪ともAPのベンチレーテッドディスクで、フットブレーキはダイレクトで効きもまったく問題ない。

テスラ ロードスターを試乗する日下部氏

それ自体の踏力は大きく、さらに回生ブレーキが強力でアクセルを離しただけでガソリン車で言えば2段ぐらいギヤを落とした感じのブレーキがかかる。

因みにEVだからと言って無音か、といえばそうでもない。モーター独特の響きがあって、EVと言わなければわからないだろう。しかし、全開にするとオリジナルロータスとは違った、今までのどのような自動車より異なった面白みがあり、テスラに“はまる”人が多いのも肯ける。

ただ、どうしてもリアが重い。ハンドリングではロータスほどステアリングレスポンスは良くないし、アクセルペダルを強く踏むとフロントの接地感が少なくなるのもロータスとは異なる。

それでも、テスラは「スポーツカー」と言って差し支えない。ペダル操作を省略化して行く方向にある現代のスポーツカーにあって、テスラは最先端を進んでいるのかも知れない。

ちょうど、CDプレイヤーとi-Podのような関係と考えればわかりやすいのではないだろうか。

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日下部 保雄
筆者日下部 保雄

大学卒業後、モータージャーナリズムの世界へ入り、自動車専門誌をはじめ各媒体に新車の試乗レポートやコラムを寄稿。最近では、雑誌媒体のほかにFMラジオやインターネット自動車情報サイトでも活躍。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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