TOYO TIRES スタッドレスタイヤ「OBSERVE GARIT GIZ(オブザーブ・ガリットギズ)」試乗レポート/飯田裕子(2/3)
- 筆者: 飯田 裕子
- カメラマン:TOYO TIRES・島村栄二・オートックワン編集部
「新吸着3Dサイプ」で接地圧をさらに均一化
「OBSERVE GARIT GIZ」(オブザーブ・ガリットギズ)のトレッドパターン(タイヤの表面にある溝と切り込みで構成された柄や模様)には、なんと6種類の新アイディアが採用されている。
詳細はイラストで確認していただきたいが、これまでよりもサイプ(細かな筋)の数が増え、路面との摩擦、エッヂ効果、除水効果も向上。一方でサイプが増えるとクタッとなりやすいところを「新吸着3Dサイプ」(3Dであるところがミソ)、「溝底補強ブロック」や「コンビネーションブロック」がガッシリとサイプ同志、ブロック同志を支え合い、コーナリングや制動、そしてドライ路面でのしっかり感を生んでいる。加えて「高剛性ショルダー」(高剛性バットレス)が轍の走行や肩落ち摩耗を抑えているそうだ。
この中でも特筆するならば「新吸着3Dサイプ」だろう。除水とエッヂ効果が向上することで、タイヤの接地圧をこれまで以上に均一化でき、さらにサイプがよれて閉じ込んでしまうのも抑制できるのだという。おかげでアイス路面の不安要素のキング、「止まる」=制動性能が向上している。
構造については、高剛性に対する開発がメインを占める。
パイ生地を重ねたミルフィーユほどではないが、タイヤの表面の下にはシートやベルトのようなものがいくつか重ねられている。が、OBSERVE GARIT GIZには前述の技術を集結させたトレッド(接地するタイヤ表面)をより効果的に接地させ、操縦安定性を向上させるだけでなく、偏摩耗を抑制するべく「トレッド補強構造」を両サイドに採用。また高硬度のプライトッピングというシート、ホイールと密接する部分(ビード)にも高硬度のビードフィラーを配し、アイス⇔ドライでの操縦安定性を高めている。
つまりスタッドレスタイヤもクルマの車体と同様、新開発の材料や設計技術が進化し、まさに適材適所の練磨が新型OBSERVE GARIT GIZを産んでいるのだ。
[実際に試走してみた印象は・・・次ページへ続く!]
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