マクラーレン MP4-12C 試乗レポート/九島辰也(2/2)

マクラーレン MP4-12C 試乗レポート/九島辰也
マクラーレン MP4-12C マクラーレン MP4-12C マクラーレン MP4-12C マクラーレン MP4-12C マクラーレン MP4-12C マクラーレン MP4-12C マクラーレン MP4-12C マクラーレン MP4-12C マクラーレン MP4-12C マクラーレン MP4-12C マクラーレン MP4-12C 画像ギャラリーはこちら

毎日乗れるスーパーカー

マクラーレン MP4-12Cマクラーレン MP4-12C

では、実際に動かした印象だが、スタートしてすぐはあまりの扱いやすさと乗り心地のよさに肩すかしされたような気がした。パワステの軽さを含め特別なクルマに乗っているような気がしない。

ATモードもじつにスムーズだ。試乗後のプレゼンテーションで「毎日乗れるスーパーカー」と言っていたのはこのセッティングのことだったのだろう。

がしかし、電子デバイスによる可変ダンパーとアクセルレスポンスをはじめとするパワートレーン系の切り替えでその顔はガラリと変わる。

2つのつまみをともに「トラック」モードにすると、そのままレーシングカーへと早変わり。

具体的には足回りがガチガチにかためられる他、ステアリングもクイックになり、排気音も桁外れにデカくなる。低いギアからしっかり上まで回すと、響き渡るレーシーなサウンドでドライバーのアドレナリンは出まくりだ。

当然、その際の路面に張り付くような挙動もまた口元を緩ます。ステアリングに対してクイックに反応するシャーシは絶妙と言っていい。これをレーシーと言わずなんというのか。ロールもほとんど感じない。

マクラーレン MP4-12C

また、リアスポイラーがブレーキペダルに連動してほぼ垂直に立つのもおもしろいアイデア。これもまたフォーミュラマシンからのDNAでブレーキ効果を発揮する。はじめにデモ走行してくれたレーシングドライバーが「エアブレーキ」と呼んでいたのはこれだった。こんなのはヴェイロン以外見たことない。

マクラーレン MP4-12Cマクラーレン MP4-12Cマクラーレン MP4-12Cマクラーレン MP4-12Cマクラーレン MP4-12C

ウンチクを語りたくなるスーパーカー

マクラーレン MP4-12C
マクラーレン MP4-12Cマクラーレン MP4-12C

兎にも角にもこのクルマにはニュースが多い。フォーミュラマシンから受け継ぐノウハウは語り尽くせないほどある。

それはそうと、こいつにはドアハンドルがないことも付け加えておこう。開け方はあるべきところをサッと手のひらでなでるだけ。この辺をスムーズにできればとりあえず格好はつく。

まぁ、あまり頻繁に試乗するとは思えないが、個人的にはしっかり記憶にとどめたいところ。これもひとつのウンチクのひとつですからね。

いつの日かスーパーカークイズに使えます。なんて。

前へ 1 2

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

九島 辰也
筆者九島 辰也

外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX」副編集長、「アメリカンSUV」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON」副編集長なども経験。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。記事一覧を見る

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる