ポルシェ カイエンディーゼル 海外試乗レポート/河村康彦(2/2)
- 筆者: 河村 康彦
- カメラマン:ポルシェ ジャパン
ノイズの高まりもなく軽々と200km/hを突破する
ところで、「外観はガソリン6気筒モデルと何ら変わらない」と前述したが、インテリアには1点だけ“大きな違い”が存在する。それはタコメーター上に引かれたレッドラインで、こちらはガソリン・モデルよりも「グンと控えめ」な4,600rpmからがレッドゾーンとなる。
遮音材を挟み込んだラミネート・ガラスを採用するなど、静粛性にはガソリン・モデル以上に気を配ったというカイエンディーゼル。
そんな成果もあってか、いわゆる“ガラガラ音”はキャビン内では殆ど気にならないが、アイドリング時には低いこもり音が届く点と、停車直後に燃料タンク内で軽油が揺れる音が意外に明確に聞こえてしまうのが少々惜しい。
発進加速が十二分に力強いのは、ターボ付きにもかかわらず既に1,500rpm付近から太いトルク感を味わわせてくれるエンジンの特性と共に、ガソリン・モデルとは異なりAT(“ティプトロニック”)がDレンジでも常に1速スタートを選択するというプログラミングの違いによるところも大きいはず。
そのままアクセルペダルを踏み加えると、このアウディ製のピエゾインジェクター付きコモンレール方式4バルブDOHC可変ベーン付きターボ・ユニットが、3,500rpm付近までを最も太いトルクバンドとしている事がハッキリ感じ取れる。
市街地を抜けアウトバーンに入ると、いよいよディーゼル・エンジンの本領発揮。常に十分な排ガス・エネルギーを受けるターボチャージャーは、アクセルペダルのわずかな動きに対してもまさにガソリン・ユニットに見劣りをしない即応態勢。
さしたるノイズの高まりの無いままに速度だけが面白いように伸び続け、4,000rpmを手前にした段階で軽々と200km/hを突破。前出の214km/hというデータは、いずれのポルシェ車もがそうであるようにまさに『巡航速度』に過ぎないのだ。
ハイブリッド車が随分とポピュラーになったように見えても、それはまだまだ限られたモデルにしか用意されず、まるで“今日明日”からにでも普及が始まりそうな報道も見られるEVも、実はまだまだ問題が山積み。
そんな現在、最も選択肢の幅広い“エコカー”というのは実はディーゼル・モデルというのが現状なのだ。日本に居るとどうもこの辺りを見落としがちになってしまうが、だからこそボクらも今一度ディーゼルの高いポテンシャルに目をやる必要がある事を、このモデルはソッと教えてくれるのだ。
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