ポルシェ 911GT3 試乗レポート/岡本幸一郎(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
このクルマの素晴らしさを伝えたい。
いつのまにか驚くほど多くのバリエーションが揃えられたポルシェ911。その自然吸気エンジンを積むトップパフォーマンスモデルが「GT3」だ。
実は、2011年8月の執筆時点では、すでにタイプ997のGT3の生産は終了し、日本割り当て分も完売して久しいタイミングなのだが、たまたま拝借する機会があったので、改めて感じた、このクルマの素晴らしさをお伝えしたいと思う。
ジェネレーションとしては、モデル末期を迎えたタイプ997の後期型であり、GT3としては、1999年の先代タイプ996の前期型から数えて、これで4世代目となり、世代が新しくなるごとエンジン性能は徐々に上がり、タイヤサイズも上がってシャシーも進化し、外観も変化してきた。
ちなみに筆者は、GT3については、2003年式のタイプ996後期型は試乗したことがあるが、タイプ997の前期型には試乗したことがなく、タイプ997の後期型GT3に触れることができたのも今回が初めて。
そこで感じたのは、進化の度合いの大きさで、ここで筆者が体感したタイプ996とタイプ997のGT3の違いを主体に述べていきたいのだが、その大きなひとつがエンジンだ。
タイプ997の後期型よりGT3以外も含め排気量が3.6リッターから3.8リッターに拡大され、もちろんスペックも向上しているのだが、実際ドライブしても、かなり速くなっていることは即座に感じ取れる。
吸気も排気も、空気の流れがより「抜けた」感じになるとともに、なんの抵抗感もなく吹け上がるというイメージ。そして、「官能的」といえるフィーリングを身に着けている。
よくフェラーリとの比較で、フェラーリは官能的だが、ポルシェは性能こそ高かれど事務的といった評価を耳にするが、このクルマにはその要素が入っている。エンジンの回り方やサウンドを、もっと楽しみたくなるような味を持ち合わせているのだ。シフトフィールも程好くショートストロークで、かつ極めて剛性感が高く、これを操ることにも楽しさがある。
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