プジョー 308GT[ディーゼルエンジン・2016年日本導入] 海外試乗レポート/竹岡圭(2/2)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社
2リッターディーゼルの扱い易いパワー感、アイシン製トランスミッションとのマッチングも絶妙
そして実際、まずエンジンがよかった。直列4気筒2リッターディーゼルターボエンジンの元は、2013年にプジョー308を欧州でデビューさせた時から使っているものですが、とにかくスムーズ。
上まで気持ち良く回り、振動も少ない。ディーゼルで気になるポイント、重さや振動やノイジーな音、これらの引っかかりポイントが、見事にスルーできちゃったんです。
180ps/400Nmというカタログスペックに期待されるような、威勢のいい力強さはあまり感じられなかったのですが、そのぶん低回転域でのジワリとした力強さや息の長い加速感があり、とても使いやすく仕上がっていました。
組み合わされるアイシン製第3世代のATとのマッチングがまた絶妙で、さすがはプジョーが「アイシンさんとは長いお付き合いだから・・・」というだけのことはあるという感じ。
どこまでも走っていきたい気分にさせられちゃう!
とはいえ、あくまでGTはスポーツグレードなので、ここまでは羊の皮をかぶった狼、ならぬライオン。
ノーマルの308と同様に、ドライバーズパックのスポーツスイッチをスポーツに設定すれば、パワー出力特性、シフトスケジュール、アクセルレスポンス、パワーステアリングのフィーリングなどがスポーツ志向となり、さらにサウンドシグネチャーにより増幅されたエンジンサウンドも奥行き感と力強さを高めてくれて「雨の日はノーマルモードでいいかな~」と、自制心を働かせてくれるくらい、気分を盛り上げてくれたのでありました。
それでいて、乗り心地はあくまでもしなやか。ノーマルモデルと比べると、フロントが7mm、リアが10mm車高が落とされており、またフロントが20%、リアが10%、クロスメンバーを含めたサスペンションの剛性アップが図られ、ねじれ剛性もフロント20%、リア15%上げられていますが、石畳の路面でも凸凹を巧く吸収してくれて、突き上げ感は一切ナシ。
しっかりしたハンドリングとのバランスは絶妙で、どこまでも走っていきたい気分にさせられちゃったのです。さすがは、ロングドライブでバカンスを楽しむ国のクルマだなぁ~と唸らせられちゃったのでした。
2016年秋、ライオンが巻き起こすであろう大旋風を、乞うご期待です!
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