千代勝正選手/今井優杏の「あなたの愛車教えてください!」(2/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:今井優杏
高校時代は苦労の連続!実は努力家で“叩き上げ系ドライバー”の千代選手!
―若手はどちらかに分かれますよね、つまり両親がクルマ好き、もしくはレース関係・経験者で市販車にはまったく興味がないけどレースは好き、というサラブレッド的ドライバーか、クルマが好きでレーサーを目指した現場叩き上げ系ドライバーか。
僕は明確に後者ですね。両親はレースなんてまったく関係ない世界の人です。
―前者だと思ってました。今、千代選手はNISSAN系ドライバーの中でもベテランに混じってトークショーなどにも出演する若手有望株ですもん、エリート出身っぽい。
NISSANの若手育成プロジェクトに入れたのが良かったんだと思います。
でもレースを続けるのは結構大変だったんです。カートもそれなりにお金がかかるんですが、バイトしながらレースをしていました。でも全然足りなくて、夜間の高校に転校して、昼はバイトして。
―ええ~!!
それでも足りなくて、でも全日本カート選手権には出たくて、その資金のためにさらに高校を通信教育に変えて、昼も夜も働きました。
それでも足りない部分はスポンサードをお願いして、FCJ、F3とステップアップしてきたんです。実は一昨年、一旦NISSANのサポートを離れているんですが、その資金を集めるのにも苦労しました。おかげでまた去年、NISSANに戻ることが出来ましたし。
―壮絶な過去をお持ちなんですね!でもこれは、レースは一部の人にしか叶わない夢だと思っているレーサー志望の人にはある意味朗報ですね。がんばれば夢は叶う、と。
カートのローカルレースであれば、高校生のアルバイトの範囲で稼げる金額、大体8~10万円で出場出来ます。ただ、そこから上に上がろうと思えば、いろんな人の支援がないと難しくなってくると思います。
―そんな御苦労の中、ステップアップをされてきたんですね…
シーズンオフは当時十代の僕からは想像できない金額の資金を集めなければいけない時期もありました。そんな僕にスポンサーをしてくれた方々のためにも結果を出さなければいけないから、常に緊張感を持ってレースをして来れたんだと思います。
F3でもチャンピオンを獲るまでに3年かかりましたが、目標にしていた結果が出せて本当にうれしかったです。
―それでは愛車の話に戻りますが、もともと『頭文字D』を観ていたっていうことは、最新型よりはチョイ旧いクルマの方が好みなんですか?
そうですね、シルビアであればS15とか、あとは180SXとか惹かれますね。やっぱりFRが好きです。さらに言えば、今は移動が多いのでATで4ドアですけど、本当はクーペが欲しいです。
―理想はMTのクーペというわけですか?
出来ればATとMT、2台所有したいんですよ。両方それぞれにメリットがありますから。高校生の時にS15と180SXはめちゃくちゃ欲しかったんですけど、いまだに夢は叶ってないんですけど(笑)。
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