日産 新型ルークス 徹底解説 Vol.1|デザイン&使い勝手編
- 筆者: 渡辺 陽一郎
日産は軽スーパーハイトワゴンのニューモデル「ルークス」を発表し、2020年3月19日より発売した。スーパーハイトワゴンは軽で現在最も売れている注目のジャンルで、ホンダ N-BOXやダイハツ タントなどライバルも多い中、日産がウリにしていることとは何か。新型ルークスの詳細について徹底解説する。まずはスーパーハイトワゴンならではの使い勝手と、デザインについて紹介しよう。
軽の売れ筋「スーパーハイトワゴン」にまた新たなモデルの登場
先代型はデイズルークスの名称で売られたが、今回日産の新しい軽自動車としてフルモデルチェンジされた「ルークス」が発表された。
全高が1700mmを超える背の高い軽自動車で、後席側の左右ドアは使い勝手の良いスライド式。ホンダ N-BOX、ダイハツ タント、スズキ スペーシアなどがライバル車で、現在の国内の軽自動車では、販売台数の最も多い売れ筋の「軽スーパーハイトワゴン」カテゴリーに属する。
新型ルークスは日産と三菱が共同開発しており、現行型の設計は主に日産が担当した。製造は三菱の工場が受け持つ。
ルークスの姉妹車として、三菱ブランドのeKスペース&eKクロススペースもあり、これについては2020年2月17日に解説記事を掲載した。
姉妹車は同時期に発表されるのが一般的だが、この2車種では三菱eKスペース&eKクロススペースが先行。それでも納車を伴う“発売日”は、両車とも2020年3月19日となる。同じタイミングで同じ生産ラインで製造されるので当然である。
ルークスとeKスペース&eKクロススペースは、外観は異なるもののメカニズムや装備は基本的に共通。「三菱新型eKスペース/eKクロススペース新型車解説」も参考にしていただきたい。
17種類ものの多彩なボディカラーから、選べる外観デザイン
新型日産 ルークスのバリエーションは、おおまかには標準ボディのルークスと、ルークス ハイウェイスターに分けられる。
両タイプとも、フロントマスクには日産車であることを示すVモーショングリルが備わり、標準ボディの外観は柔和で親しみやすい。
また、ルークス ハイウェイスターには薄型のLEDヘッドランプ、ワイドなフロントグリル、エアロパーツ、14/15インチアルミホイールなどが標準装着され、外観を精悍かつスポーティに見せている。
快適に広々使える室内と荷室の広さ
ルークスは全高が1780mm(2WD)に達する背高ボディで車内は広く、大人4名が快適に乗車できる。特に後席の足元空間は、先代型に比べて約80mm広くなった。前後席とも床と座面の間隔が拡大され、着座姿勢も最適化されたのだ。スライドドアの開口幅も70mm広がり、床面部分の突起も抑えたので、乗り降りもしやすい。
ただし、後席のスライド位置を後端に寄せると、乗員の後頭部とリヤゲートが接近する。追突された時の不安も伴うので、後席の膝先空間を握りコブシ2つ分まで前方にスライドさせると良い。この状態でも足元空間は十分に広く、車内後部の荷室も拡大できる。
ハンズフリーオートスライドドアも、標準装着あるいはオプションで用意。インテリジェントキーを携帯しながら、スライドドアの下側で足を出し入れすると自動的に開閉する。子供を抱えたり、両手で荷物を持っている時でも乗り降りしやすいのだ。
ちょっと上質な雰囲気が欲しいなら“プレミアムグラデーションインテリア&快適パックA”もオススメ
ルークス ハイウェイスターに“プレミアムグラデーションインテリア&快適パックA”(6万6000円)をオプションで加えると、インパネ表皮が合成皮革になり、ステッチも入る。
シート表皮は合成皮革とトリコットに上級化され、内装の質はコンパクトカーを飛び超えてミドルサイズカー並みに高まり満足度も得られる。好みに応じて選択したいアイテムだ。
新型ルークスは荷室も広く、後席を前側に倒すと座面も連動して下がり、自転車のような大きな荷物を積むことも可能だ。
[筆者:渡辺 陽一郎]
次回はエンジン&先進運転支援機構&安全装備編をお届け!お楽しみに!
日産 ルークス 主要スペック表 | ||
---|---|---|
車種名 | ルークス | ルークス |
グレード名 | X | ハイウェイスターGターボプロパイロット |
価格(消費税込み) | 154万6600円 | 184万3600円 |
全長×全幅×全高 | 3395mm×1745mm×1780mm | 3995mm×1745mm×1780mm |
ホイールベース | 2495mm | 2495mm |
駆動方式 | FF | FF |
車両重量 | 960kg | 1010kg |
乗車定員 | 4名 | 4名 |
エンジン種類 | DOHC水冷直列3気筒 | DOHC水冷直列3気筒ターボ |
総排気量 | 659cc | 659cc |
エンジン最高出力 | 38kW(52PS)/6400rpm | 47kW(64PS)/5600rpm |
エンジン最大トルク | 60Nm(6.1kg・m)/3600rpm | 100Nm(10.2kg・m)/2400~4000rpm |
トランスミッション | エクストロニックCVT(無段変速機) | エクストロニックCVT(無段変速機) |
使用燃料 | レギュラー | レギュラー |
燃料消費率(JC08モード燃費) | 27.2km/L | 22.6km/L |
燃料消費率(WLTCモード燃費) | 20.8km/L | 18.8km/L |
燃料消費率 | 18.5km/L/22.3km/L/21.0km/L | 18.5km/L/22.3m/L/21.0km/L |
タイヤサイズ | 155/65R14 | 165/55R15 |
最後まで読んで頂いた方には超豪華な旅館宿泊のチャンス!
2019年12月17日からMOTAにてリリースされた「ドライブ/宿」企画。
今回は、MOTA厳選宿公開記念として、1組2名さまに抽選で当たる宿泊券プレゼントキャンペーンを実施します。
応募条件は、以下のページからMOTAのメールマガジンに会員登録し、当キャンペーンに応募するだけ。
この機会に是非ご応募ください! 中には1泊10万円以上の宿も…!?
どんな宿があるかは、ページ上部右端の「ドライブ/宿」ページで見れるので要チェック!
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。