走れ！ はたらくクルマ！～日産 電気トラック「e-NT400」／商用バン「NV350キャラバン」試乗レポート～(1/3)
- 筆者： 国沢 光宏
- カメラマン：和田清志・茂呂幸正
昔気質の2トンディーゼルトラック
一昔前の2トン積みに代表される小型トラックと言えば、賑やかなディーゼルの音を出し、少しばかりヤンチャに走り回ってというイメージが強い。
実際、ディーゼルエンジン搭載の「日産 アトラス F24」に試乗したら、最近のクリーンディーゼルと全く違い、昔ながらのエンジンフィールでございました。
またハンドリングだって乗用車と正面から勝負出来るレベルにない。ぜひ安全運転をお願いしたく思う。
電気トラックに衝撃を受ける！
意外だったのは100％電気トラック「e-NT400テストトラック」(試作車)である。
電気自動車「日産 リーフ」と全く同じモーターを使っていると言うことだけれど、走りは必要にして十分！
もちろんギア比など低くしてあるが、これだけ走ってくれれば何の問題も無し！
むしろギアチェンジしなくていいため、街中などキビキビ走ってくれそうな感じ。何より静かだし、排気ガスだって出ない。こんな小型トラック増えたら素晴らしいです。
日産によれば実証試験中だというが、コンビニへの商品配達や宅配便等々都市部で物流を担っているトラックの代替パワーユニットとして考えれば抜群だと思う。
航続距離だって、お昼に集配所などで中速充電(満充電まで50分くらい必要)することによりカバー出来ることだろう。中速充電なら電池の劣化も少ない。毎日の移動距離が決まっている商用車は電気自動車化しやすいと思う。
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1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産 リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない（本人談）Ｗｅｂサイトを運営中。記事一覧を見る
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