峰尾恭輔選手/今井優杏の「あなたの愛車教えてください!」(2/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:今井優杏
藤井選手も言ってましたが、ムラーノには『この次もまたムラーノ買おうかな』と思わせるなにかがあるんですよね。折目遼選手もNISMOドライバーではないんですが、ムラーノを買ってるし。
―その魅力の根本はどこにあると思いますか?
まずデカイから、ちょっとした家具とかも入っちゃうんですよ。
僕、これで引越しをしたんですけど、充分対応出来る。それくらい実用性が高いんですよね。デカイから車幅には気をつけなければいけませんが、慣れてしまえば乗りやすい。しかも3,5リッターなので充分加速も伸びます。あと、サウンドがいい。
―エンジンサウンドですか。
そう、外で聞くとすごく静かなんですが、室内に入るとVQ35エンジンがアメ車みたいな雰囲気の音を出すんですよ。でもデメリットを言うとすれば、車重が1800kgくらいあるので燃費が悪いですね。新型は燃費も改良されてますが、カオがあんまり好みじゃなくて。
―ちなみにムラーノの前は何に乗っていらっしゃったんですか?
BMWのM3です。
―輸入車から国産車、しかもセグメントを越えての乗り換えですね。どうしてですか?
僕はもともと走り屋出身なので、クルマが大好きなんですよ。
僕のM3はSMG2といって、パドルシフトのモノだったんです。それはアクセル開度を一定にして加速していくときに、パーン…、パーン…、パーン…、というふうにシフトラグが出てしまう。そのギクシャクが好きになれなくて。そのラグの間に軽自動車に抜かれちゃうし(笑)。
マニュアルモードにして踏んでいけばそんなことはないんですが、その分燃費もそれなりに伸びちゃうし(笑)。SMG2を採用していない現行モデルのM3では改善されているようですなんですけどね。
あと、メンテナンスにお金がかかりすぎました。イグニッションコイルが一つダメになっただけで、全部を交換するような見積りが出てしまって、16万円とか!
―高級車は維持費も高級ですもんね。さて、走り屋出身というお話が出ましたが、峰尾選手はカート出身ではないんですね。
違います。僕は中学校の頃からF1レーサーになりたかったんです。当時中嶋悟さんや鈴木亜久里さんが走っていた時代です。それでカートを買おうと貯金をしはじめたんですが、なかなか貯まらない。
そんな中、高校生になって周囲がバイクにハマりはじめて、連れて行かれたのが走行会というか集会というか(笑)。で、「じゃあまずここでトップを獲るか」と。
―そこから4輪に転向したきっかけはなんだったんでしょう。
(4輪の)免許を取ったことですね。AE92レビンを買って走りに行きました。僕は4輪レースを始めたかったので4輪のライセンスを取ったんです。2輪をやっていたおかげかいきなり結構速くていろんなチームに誘われましたね。
同時に2輪でも速かったので、筑波サーキットでバイクのレースや走行会にも誘われて出ていました。そのとき筑波は午前中バイク、午後4輪、というスケジュールだったんですが、入れ替わりのタイミングでピットの仕様が変わるんですよね。その時に『4輪に興味があるんです』と売り込んで、22歳でザウルス ジュニアのレースでチャンピオンを獲りました。
―その後GTまで登り詰めたわけですか。
こう話すと順調なようですが、実は紆余曲折の連続で、ホントにずっと続けられるか辞めるかの紙一重だったんですよ。今思えば、親を騙して家を担保にしてまで(笑)
大借金して出たF3選手権で新人賞を獲った、その経験と肩書が今も生きていると思います。
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