日産 ジューク グレード比較(1/2)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:日産自動車株式会社/原田淳
SUVとコンパクトスポーツの結合
日産から新しく発売されたジュークは、SUVとコンパクトなスポーティカーを結合させた新ジャンルのクルマ。
際立って特徴的な外観デザインと、スポーティな走りを志向するドライビングポジションを併せ持ち、ボーン・オリジナル(生まれながらのオリジナル)を基本コンセプトに開発された。
ほかのどのクルマにも似ていない外観デザインは、ジュネーブモーターショーや東京モーターショーに出品されたコンセプトカー「カザーナ」をかなり忠実に市販車へと反映させたものだ。
好き嫌いがはっきり分かれるデザインだが、これまでにない斬新なデザインであるのは間違いない。受け付けない人は全く受け付けないだろうし、好きだと思う人は強く好きだと思う、そんなデザインだ。
デザインコンセプトとして、生物的でありながら機械的という意味の「ロバイオテック(ROBIOTEC)」という造語が作られたのも、そんな斬新さによるものだ。このロバイオテックは、エクステリアだけでなくインテリアにも共通するコンセプトだ。
ボディサイズは、全長が4,135mmとコンパクト。日産車でいえば、ノートとティーダの中間くらいの大きさである。ただし、全幅は1,765mmとかなりワイドで、この全幅の広さによって3ナンバー車となっている。見た目が大きく見えるのも、このワイドボディによるものだろう。
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