DESIGNER’s ROOM vol.1 フェアレディZ 谷中譲治(4/4)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:田辺俊平(編集部)
「気分」を伝えたい・・・
編)ところで谷中さんのお気に入りのクルマは何ですか。
谷中氏:ガンディー二がデザインしたクルマは好きですね。子供の頃、カウンタックの絵ばっかり描いていましたよ。やっぱりカウンタックはLP400だろ!みたいに夢中になっていましたね(笑)それからランチア・ストラトス。あれにもシビレますね。
編)では、カーデザイナーとしてご自身が常に心に留めていることとはなんですか。
編)カーデザイナーを目指している人たちへメッセージをお願いいたします。
谷中氏:どういうカーデザイナーになりたいかにもよるのですが、カーデザインってアートではないので、そこをまず理解する必要がありますね。表現者としては同じですが、その表現の主体が半分自分で半分お客様なのです。そのバランスを少しずつ意識していけば、カーデザイナーへの近道に繋がるかもしれません。あともう一つ言わせていただくと、ただカッコイイクルマばかり描く訓練をしていても、魅力的なクルマの絵を描ける人にはなれないと思います。
編)なるほど、正直全く逆だと思っていました。カッコ良ければいいのかなと・・・
谷中氏:移動するという欲求は皆が持っていると思います。ですからクルマを作る人間として、そこに焦点を合わせた、彼らに“魅力”と映る移動手段“クルマ”を作っていかなくてはならないと考えています。今の自動車会社がそれをできているかと問われれば疑問が残りますが、僕が子供の頃に見て感じたクルマへの憧れや好奇心みたいなものを、今度は今の若い人たちに与えて行けたらなといいなと思っています。
みんなが心から乗ってみたいと思えるクルマのデザインを、これからも追求していきたいと思います。ぜひご期待ください。
編)日産が世界に誇る名車“フェアレディZ”。時代が変わっても、Zが持つ魅力は、未だ多くのファンの心を掴んで離さない。
今回はそんな6代目フェアレディZのデザインを手掛けた、谷中譲治チーフデザイナーに、Zに盛り込まれたデザイン・フィロソフィーを披露してもらった。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。