新型フェアレディZ登場で振り返る、歴代Z! 北米人気に火をつけた初代S30型
- 筆者: 望月 達也(MOTA編集部)
プロトタイプの発表からおよそ1年。2021年8月17日に7代目となる日産 新型Z(日本名:フェアレディZ)の市販バージョンが米・ニューヨークで発表された。気になる新型フェアレディZだが、ここでは50年の歳月の中で登場してきた歴代モデルを振り返っていく。今回は1969年に誕生した初代フェアレディZ(S30)の登場だ。
北米躍進の足掛かりとなった初代フェアレディZ
フェアレディZ50年の歴史で最初の一歩となったのが、1969年に登場した日産 初代フェアレディZ(S30型)。
日産の北米躍進の足掛かりとなったと言っても過言ではないこのモデルは、当時の北米日産 片山 豊社長がアメリカで日産のブランドイメージを上げるために、性能が良くて安価なスポーツカーを求め本社に直訴して生まれたモデル。
ロングノーズ・ショートデッキの流麗なスタイル、パワフルな直列6気筒エンジンと4輪ストラットサスを採用したモノコックボディによってポルシェ 911やジャガー Eタイプに匹敵するパフォーマンス。そしてスターティングプライス3500ドルはライバルに対して圧倒的なバリュー価格で、大ヒットを記録した。
日本では、スポーツカーでありながらATモデル(3速)や全長を延長(+310mm)した4人乗りモデル(2by2)などもラインナップ。
また、2リッターのL20搭載のベースモデルに加え、スカイラインGT-Rと同じS20を搭載した「432」、北米仕様と同じ2.4リッターのL24搭載と専用の外観(エアロダイナノーズ&オーバーフェンダー採用)の「240Z-G」なども用意。
240Z-Gは、空気抵抗を軽減させるエアロダイナノーズ、通称“Gノーズ”を鼻先に加え、ライトまわりも透明なカバーで覆った。よりスムーズなデザインとなった240Z-Gは、リベットで留められたオーバーフェンダーの迫力や、2.4リッターに拡大され性能を向上させたエンジンと相まって、初代S30型Zのイメージリーダーとなっている。7代目となる新型フェアレディZではそうしたGノーズや、ヘッドライト回りのイメージを継承しているという。
海外では2.6/2.8リッター版の設定・排出ガス対策の改良などを行い、1978年まで生産された初代フェアレディZ。生産期間のおよそ9年間で世界総生産台数は約55万台。そのうち、約8万台が日本国内で販売された。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。