日産 エルグランド 試乗レポート/小沢コージ(2/4)
- 筆者: 小沢 コージ
クラス最高レベルのモニターに5.1chサラウンド、快適装備に隙は無い
従って、今回のモデルチェンジはスタイルの大幅なリニューアルだけでなく、中身から総取っ替え。基本的に変わらないのはエンジンぐらいのもので、そのエンジンも大幅な改良が施されている。
中でも最大のポイントはボディで、サイズは全長4,915×全幅1,850×全高1,815mmと旧型に比べ80mm長く、35mmも幅広くなり、唯一小さくなったのは全高のみ。
居住性に強く寄与するホイールベースはプラス50mmで3mに到達。これは一部を除き、国内乗用車では最長の値である。
それだけではない。今回からアルファードに対抗すべく、FF系のDプラットフォームが採用された。これはFF高級車のティアナと共通であり、フロント回りの居住性、全体のスペース効率が確実に上がった。
そのほか燃料タンクを薄型の専用設計とすることにより、ライバルより約10リッター多い73リッターの燃料タンクを備えるだけでなく、最大で130mmもフロアを低床化。
結果、ルーフは低くなったが室内高は2列目シート付近で見ると実は20mmも増えている。
なんと言っても凄いのは装備だ。特に2列目が独立したキャプテンシート仕様は、当の2列目に世界初の中折れ式を採用、ホールドしにくい上半身を見事に支えられるし、その上前列の助手席と合わせて、世界初のトリプルオットマンシートを実現。
これは以前からあるひざ下を支えるシートの補助機能だが、今までの高級ミニバンが足元の狭さから事実上、3席同時には使えなかったのを見事可能にしている。
そのほかオプションで、クラス最高レベルの天井格納式11インチワイドモニターや、映画館並みの5.1chサラウンドシステムが装備可能だったり、スイッチ1つですぐ暖まるクイックコンフォートシートヒーターや、シャープと共同開発した高濃度イオンを発生する『プラズマクラスター』機能付きインテリジェントエアコンシステムを搭載できるなど、快適装備に隙は無い。
個人的には、特にシアターシステム画面の美しさと音の良さに感動。「ここまで快適だと人間がダメになる」(笑)と思ったほどだ。
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