日産 DAYZ ハイウェイスター 試乗レポート/国沢光宏
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:オートックワン編集部
まずマイナスポイントから。最も大きいのが安全装備である。現在の安全装備御三家は、前方不注意による追突事故の被害を低減してくれる『自動ブレーキ』と、雨の日などのスリップ事故防止に絶大な威力を発揮する『横滑り防止装置』。そして側面からの衝突事故に著効する『サイドエアバッグ』。この三つは素晴らしい能力を持つ。
だが、デイズは全て設定無し(ターボ車なら横滑り防止装置を付けられる)。ちなみにスズキのワゴンRは、来月に行われるマイナーチェンジでダイハツ「ムーヴ」と同じようなレーザーセンサーを使った自動ブレーキ装置が横滑り防止装置とセットで選べるようになる。年内デビュー予定のホンダの新型軽自動車も、自動ブレーキがオプション設定されるようだ。
「カップルディスタンス」と呼ばれる、運転席と助手席に座っている人の「間隔」もライバル勢より少し狭め。男女で乗るなら気にならないけれど、大柄な男性同士だと近く感じることだろう。ドアの閉まり音や、むき出しになったナット/ボルトの多さなど、質感もホンダなどの軽自動車と比べて厳しい。そのあたりは、ぜひ実車で確認してください。
老若男女問わず好感が持てるデザイン
デイズにおける最大のプラスポイントはデザインだと思う。日産車らしくて端正。老若男女問わず好感が持てるハズ。クルマのデザインって、基本的に見慣れないとカッコよく感じないけれど、デイズのデザインは最初から端正で良いですね!デイズのデザインを嫌う人は少ないかと。最初の受注が順調なのも、デザイン効果によるものと考えます。
シートの座り心地が良いことも挙げておきたい。軽自動車のシートはコストダウンや煮詰め不足のため、イマイチ。なのにデイズのシートときたら座った瞬間から「いいね!」。腰痛持ちの私でもデイズのシートなら納得できる。前後スライド可能な後席の使い勝手&居住性も良い。おそらくシートにこだわる開発スタッフが居たんだろう。
ピアノブラックのタッチ式エアコンパネルは、これまた誰でも「いいね!」。ルームミラーの中に表示されるアラウンドビューモニターも若い人なら(年取ると画面が小さくて視認しにくい)役立つ。そうそう。同じMNKVの『ekワゴン』との違いは、ディーラーとデザインのみ。お好みによって決めればいいと思う。
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