日産、新型ティーダを上海モーターショーで発表
日産自動車株式会社は19日、第14回上海モーターショーで、新型グローバルハッチバックを世界に先駆けて発表した。この新型グローバルハッチバックは、中国における「ティーダ(中国名:騏達)」のフルモデルチェンジ車となる。
2005年に東風日産より中国市場に投入された「ティーダ」は、中国の小型ハッチバック市場における先駆け的存在となり、2010年暦年には85,000台を販売。またこれまでに、グローバルに165カ国で販売しており、セダンも含め日産車ラインアップの最多量販車種となっている。
今回フルモデルチェンジする新型ティーダは、「プレミアムで俊敏さを表現したスタイリング」「クラストップの快適性」「低燃費と運転のし易さ」をアピールポイントとして、中国の小型ハッチバック市場を引き続き牽引していくモデルとなるという。
また、日系車としては中国市場で初となるターボチャージャー付エンジン搭載車をラインアップに加えている。
エクステリアは、「Fluid & Brisk」というキーワードをベースに、滑らかな流れを感じさせるボディ面、バランスの取れたプロポーション、細部まで造り込まれた先進感を演出するグリル、ランプなどにより、新しいプレミアム感を演出。
先代「ティーダ」で好評だった広い室内をさらに進化させるため、ホイールベースを100mm延長し、クラストップのリヤニールームが確保された。
また、フロントウィンドウの上下・左右幅を拡大し、使い易さを追求した最適な形状のサイドミラーを採用する事で、視界の良さを大幅に向上させ、運転のし易さに貢献している。
インテリアデザインは、「Calm & Refined」をキーワードに開発。心地良い包まれ感が醸し出す落ち着きあるインテリア、巧みに造り込まれた精度感や気品を感じさせるメーター類とフローティングセンタークラスター、巾広でスーパーソフトなアームレストなどで、毎日快適に乗れるプレミアムな空間としている。
またシートは、座った瞬間に判る柔らかな座り心地を実現。さらに、走行中の振動や疲れを感じにくい仕様とし、ワンランク上の乗り心地の良さを実現。
エンジンは、燃費性能に定評のあるHR16DE型を採用。さらに、新たに燃料を微細に噴射することでより高い燃焼効率が得られる最新のデュアルインジェクターや、副変速機付エクストロニックCVTなど「PURE DRIVE」と称する低排出ガス技術が組み合わされている。
新型ティーダは、東風日産の広州花都工場で生産され、2011年5月末に販売を開始予定。なお、本グローバルハッチバックは、中国市場への投入に続き、2014年までに約130ヶ国へ順次投入される。
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