ティアフォー、経済産業省令和6年度補正「地域の移動課題解決に向けた自動運転サービス開発・実証支援事業」に採択 自動運転レベル4+の標準モデルとオープンデータセットの構築・提供を加速


自動運転の民主化をビジョンに掲げるティアフォーは、経済産業省による令和6年度補正「地域の移動課題解決に向けた自動運転サービス開発・実証支援事業」に採択されました。本事業では、地域における移動課題の解決に向けて、自動運転レベル4+の標準モデルを構築するとともに、透明性と追跡可能性の高いエンドツーエンドAI開発のためのオープンデータセットの構築と提供を推進します。




本事業では、ティアフォーはコンソーシアムのメンバーと協力しながら、自動車メーカーを中核とした日本発の自動運転標準モデルを構築することで、日本各地における新たな自動運転サービスの実装を促進していきます。また、日本と共通の社会課題や街づくりに取り組むグローバル市場との連携も目指します。加えて、実環境データと生成AI技術を用いた仮想データを統合したオープンデータセットを構築することで、様々な交通環境を再現したシミュレーション環境を開発し、その安全性と機能性を検証するサイクルを確立します。

ティアフォーは、2025年4月より自動運転レベル4+の実現に向けてカーネギーメロン大学と協業し、ロボティクス技術とデータ中心型AIを統合したハイブリッドアーキテクチャの構築に取り組んでいます。本事業にこの協業を通じて得た知見と成果を取り入れることで、自動運転レベル4+を見据えた標準モデルを構築し、また、エンボディドAIの意思決定プロセスの透明化と根拠の検証を可能にするオープンデータセットを構築、提供していくことを目指します。

具体的には、以下の取り組みを推進します。

自動運転レベル4+の標準モデルの構築
- 業界標準となる複数のエンドツーエンド生成AIモデルを自動運転システムに組み込み、多様なシナリオで検証を行い、各モデルの特性を比較して整理する。検証結果を基に、エンドツーエンド生成AIモデルの評価に有効な検証命題や手法を提言し、導入に向けたロードマップを策定する。
- 国土交通省の中小企業イノベーション創出推進事業に向けたSBIR(Small / Startup Business Innovation Research)制度などの先行事例を踏まえ、安全性評価手法の自動運転タクシーへの適用可能性を検討し、安全なサービス設計に関わる実証実験の成果を補完しながら体系的に整理する。


透明性と追跡可能性の高いエンドツーエンドAI開発のためのオープンデータセットの構築・提供
- 自動運転レベル4+を想定した車両を用いて、東京都内を中心に走行データを収集する。
- 多様で複雑な環境で用いられる自動運転システムの安全性と機能性を評価するため、走行データに仮想データを統合した大規模データを構築する。仮想データでは、複数のアーキテクチャの生成AIモデルを基に、自車両動作、周辺交通参加者情報、環境条件など様々な条件を付けて多様なシーンを生成する。
- 生成AIのエラーやハルシネーションに対応するため、多様な実環境データセットとの比較や自動運転システムへの適用評価を通じて生成AIモデルを検証し、モデルの有用性の検証や弱点の特定、MLOpsパイプラインにおける継続的な改善を行う。
- 自動車メーカーの開発現場と連携して生成AIモデルの可能性とその活用の有効性を見極め、仮想データの要件を定めて大規模データセットを提供する。


政府が策定した「モビリティDX戦略」では、日本において収益性のある自動運転タクシー事業を早期に創出していくことを目指しています。また、将来的に本事業において得られた知見を乗用車に展開していくことで、日本の自動車産業の競争力強化に繋げていくことを目標としています。ティアフォーは、本事業を通じて政府の目標に貢献していくとともに、自動運転のさらなる社会実装を推進していきます。


ティアフォーについて
TIER IV(ティアフォー)は、「自動運転の民主化」をビジョンとし、世界初のオープンソースの自動運転ソフトウェア「Autoware」の開発を主導するディープテック企業として、自動運転システムの社会実装を推進しています。「Autoware」を活用したソフトウェアプラットフォームを自社製品として提供し、これらの製品を基盤に市場の需要に対応したソリューションを展開しています。「Autoware」が生み出すエコシステムを通じて、世界各地のパートナーと協力して自動運転システムの可能性を拡大し、より良い社会の実現を目指しています。
AutowareはThe Autoware Foundationの登録商標です。


━━会社概要━━
【社名】株式会社ティアフォー
【所在地】東京都品川区
【URL】https://tier4.jp
【設立年月】2015年12月
【主な事業内容】
・自動運転プラットフォーム開発事業
・自動運転ウェブサービス開発事業
・自動運転システム開発キット販売事業
・自動運転技術の教育事業


広報に関するお問い合わせ
pr@tier4.jp


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