コンチネンタル70年の歩み - 究極のグランドツアラー


(クルー, 5月26日) ベントレーは、103年の歴史の中で最も有名な車の1つであり、コンチネンタルの名を冠した最初のベントレーであるRタイプコンチネンタルの生産開始から70周年を迎えました。



わずか208台しか生産されなかったRタイプコンチネンタルは、1950年代には現在と同じくらい珍しい存在でしたが、ベントレーのベンチマークとして、またブランドのグランドツーリングのDNAを体現するものとして歴史にその名を刻みました。その理念とエクステリアデザインは、2003年の初代コンチネンタルGTのインスピレーションの源となり、それ以来、ベントレーデザインチームにインスピレーションを与え続けています。

Rタイプコンチネンタルの最初のプロトタイプ(OLG490の登録番号から「オルガ」と呼ばれる)は1951年8月に公道に出ましたが、生産が開始されたのは1952年5月、顧客への出荷は6月からでした。当時、この車は4人乗りの車としては世界最速であり、この座は2003年、現代のコンチネンタルGTに引き継がれました。また、最も高価な車で6,928ポンド、これは1952年の英国の平均住宅価格の約4倍でした。

象徴的なRタイプコンチネンタル
チーフプロジェクトエンジニアのアイヴァン・エヴァーデンとチーフスタイリストのジョン・ブラッチレイの発案によるRタイプコンチネンタルは、当時『オートカー』誌で「長距離を走破する現代の魔法の絨毯」と評されました。

戦前のコーチビルドのスペシャルモデル、「エンビリコス」ベントレーとMk Vコーニッシュの2台は、エアロダイナミクスの改善による利点を実証していました。1950年代初頭、アイヴァン・エヴァーデンはこれらのワンオフ作品からインスピレーションを得て、Rタイプ ベントレーサルーンをベースとした流麗なクーペを製作しました。4,566cc直列6気筒エンジンの出力は140bhpから153bhpに引き上げられ、トランスミッションはより高いファイナルドライブ比とされました。プロトタイプは、パリ近郊のバンク付きサーキット、モンレヘリで5周して平均時速118.75マイル(ベストラップは時速120マイル弱)を記録しました。

目標重量を達成するため、コーチビルダーであるHJマリナーは、ボディワーク、ウィンドウフレーム、ウィンドスクリーン周囲、バックライト、シートフレーム、バンパーをアルミニウムで製作しました。重量を減らしても、タイヤの選択は重要で、2トンのクルマを時速115マイルで走らせることができる標準的なロードタイヤは存在しないため、ダンロップのミディアムディスタンス・トラックタイヤが指定されました。

最初の生産モデルは1952年6月にオーナーのもとに届けられ、1955年の生産終了までに208台のRタイプコンチネンタルが製造されました。そのうち193台はHJマリナーによってボディが作られ、また、パーク・ワード(ドロップヘッド4台、クーペ2台)、フラネー(5台)、グラバー(3台)、ファリーナ(1台)などが製造されました。

JAS 949
ベントレーヘリテージコレクションは、RタイプコンチネンタルのシャーシBC16C、登録番号JAS 949を所有する誇り高きオーナーです。JAS」は1953年に製造され、1953年12月に最初のオーナーであるスイスのローランド・ゲナン博士に引き渡されました。アイボリーにレッドのインテリア、マニュアルギアボックスの仕様で、オリジナルの4. 6リッターエンジンとともに現在もその仕様が受け継がれています。ベントレーモーターズは2001年にJAS 949を取得し、その趣きを大切に保存しながら、優れた機械的な状態を維持してきました。この車は定期的に運転され、ベントレーキャンパスや世界中のイベント会場に頻繁に展示されています。

現代的な解釈
現代の3世代のコンチネンタル GTはすべて、Rタイプコンチネンタルにインスパイアされたエクステリアデザインを採用しています。フロントホイールアーチから後方になぞるエレガントな「パワーライン」、筋肉質で引き締まったリアハンチ、優雅に傾斜したルーフラインはすべて、Rタイプコンチネンタルの同じ特徴を現代的に解釈したもので、現代のコンチネンタルGTは、その先代と同様に優雅さと美しさとパワフルなスタンスのバランスを備えています。同様に、人数分の荷物を積んで高速で長距離を極めて快適に移動できる現代のベントレーの能力も、70年前のこの名車にルーツがあるのです。最新のコンチネンタルGTスピードは、コンチネンタルの幅広い能力を融合させ、さらにシャープなダイナミックパフォーマンスを実現しました。

この記念すべき年を祝して、ベントレーはチェシャー州のオウルトンパークで撮影されたGT スピードとJAS 949の画像を公開しました。


企業プレスリリース詳細へ

プレスリリース提供:PR TIMES

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる