“全長5メートル超え”のLサイズミニバン、トヨタ シエナがファミリーグリーンカーオブザイヤー受賞
トヨタの北米部門が販売しているLサイズミニバン「シエナ」が、優れた環境性能を有した車に贈られる「2021 ファミリーグリーンカーオブザイヤー」を受賞した。燃費性能はもちろん、その内外装も高く評価されているシエナを写真と共に確認しつつ、「2021 グリーンカーアワード」の各部門賞を獲得した、日本では売っていない5つのモデルもご紹介しよう。
日本車とは相性が良い!? グリーンカーアワードとは
トヨタの北米部門は2020年11月24日、新型シエナが「2021 グリーンカーアワード」において、「2021ファミリーグリーンカーオブザイヤー」を受賞したと発表した。
今年で16回目を迎えるグリーンカーアワードは、米国グリーンカージャーナル誌が主催。例年は米国でもっとも環境意識が高いとされる、カリフォルニア州のロサンゼルスモーターショーで発表されてきたが、今年は同ショーが中止されたためオンラインでの発表となった。
「2021グリーンカーアワード」は、米国在住のジャーナリストが、2019年秋から2020年秋にかけて米国で発売された新型車の中から、環境性能に優れたモデルを選出。大賞となる「グリーンカーオブザイヤー」を含め、「ラグジュアリーグリーンカー」や「ファミリーグリーンカー」、「グリーンSUV」など、合計6部門の賞が贈られる。
これまで多くの日本車がさまざまな賞を受賞
トヨタは12代目カローラが、2020グリーンカーオブザイヤーを獲得。また、2020グリーンSUVオブザイヤーにはホンダCR-V、さらに、2020ファミリーグリーンカーオブザイヤーは三菱 アウトランダーPHEVが獲得するなど、これまで環境性能に優れた日本メーカーの車が何度も選出されてきた。
日本にもぜひ導入してほしいLサイズミニバンのシエナ
MOTAでもこれまで何度か取り上げているように、トヨタ シエナは同社が北米向けに販売しているLサイズミニバンで、全長は約5メートル、車幅も約2メートルとかなりのド迫力サイズ。その血統はあの「天才タマゴ」こと初代エスティマ(北米名:プレビア)に由来し、2020年11月に発売された2021年モデルは、「カムリ」やSUVの「RAV4」「ハリアー」(北米名「ヴェンザ」)などと共通のTNGA GA-Kプラットフォームを採用する。
クラス唯一のハイブリッド+4WD設定も評価
パワートレインには、直4 2.5リッターダイナミックフォースエンジンとハイブリッドを組み合わせ、システム最大出力243hpを発生。気になる燃費は、FWD(前輪駆動)モデルで、EPA(米国環境保護局)燃費36MPG(約15.3km/L)と、大型ミニバンであることを考慮すれば優秀と言っても良い数値だ。そして、オプションで、「エレクリック・オン・デマンドAWD」と呼ばれる4WDも選択でき、同クラスでは唯一のハイブリッド+AWD(四輪駆動)が用意される。
そんなシエナはトヨタ車だが、アメリカで設計・開発され、アメリカで生産される“アメ車”。日本にも正規導入されていないが、人とはひと味違うミニバンを求めるこだわり層が並行輸入するなど、日本でもコアな支持層を持つ密かな人気車となっている。
燃費性能に加えプレミアカーのような内外装を高く評価
そんなトヨタ 新型シエナは、クライスラー パシフィカハイブリッド、ホンダ オデッセイ、キア ソレントハイブリッド、トヨタ ハイランダーハイブリッドなど、同門を含む強力なライバルがファイナリストとして並ぶ中、見事「2021ファミリーグリーンカーオブザイヤー」に選ばれた。
グリーンカージャーナル誌では、ハイブリッド技術はもちろんのこと、ドライバーと同乗する家族双方の使い勝手や、プレミアカーのような内外装を高く評価している。
日本で買えない車ばかり!? “2021 グリーンカーアワード”各部門の受賞車
これまで、毎年大賞を含め複数台の日本車がさまざまな賞を獲得してきたが、今回の2021 グリーンカーアワードで部門賞を獲得した日本メーカーの車はトヨタ 新型シエナのみ。世界全体が電動化に向け、続々と新型モデルを開発している中、是非とも日本メーカーには頑張ってもらいたいところだ。
そこで、ここからは2021 グリーンカーアワードの各部門賞を獲得したモデルをご紹介しよう。すべて日本に導入されていないモデルばかりだ!
■2021 グリーンカーオブザイヤー:フォード マスタングMach-E
■2021 ラグジュアリーグリーンカー:ボルボ ポールスター2
■2021 アーバングリーンカー:ミニ ミニクーパーSE
■2021 グリーンSUV:ジープ ラングラー4xe
■2021 グリーントラック:フォード F-150
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