宮崎トヨタが地元こゆ財団と共にSDGs達成に向けた「TOYOTA SHARE」の拠点を宮崎県新富町に設置
2020年1月31日、宮崎トヨタと一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(以下、こゆ財団)は、地域ビジネス促進に活用するため、宮崎県新富町内に「TOYOTA SHARE」を設置。宮崎県内初のビジネス用途を主とするカーシェアリング拠点にするため、スマホひとつでかんたんに使用できるカーシェアリングサービスの運用を開始した。
宮崎県内初のビジネスカーシェア
こゆ財団では新富町役場や地元交通会社との協力のもと、2019年4月にシェアサイクルサービスの実証実験をスタートしたほか、町内の民泊をサブスクリプション型の多拠点生活プラットフォーム「ADDress」に登録するなど、地域交通・宿泊におけるシェアリングエコノミーの浸透をいち早くはかってきた。
カーシェアリングサービス「TOYOTA SHARE」は、スマート農業を中心に新富町内で高まっているビジネス目的の移動に活用し、地域における産官学連携でのシェアリングエコノミー拡大を進め、SDGs17番「パートナーシップで目標を達成しよう」の進展に貢献するとしている。
「SDGs」とは？
「SDGs」とは、「持続可能な開発目標」であり、英語表記の「Sustainable Development Goals」の頭文字から「SDGs」と略されている。持続可能な開発のため、17のグローバル目標と169の達成基準からなる国連の開発目標。
スマート農業の集積地にカーシェアリング拠点を設置
「TOYOTA SHARE」が設置されるのは、空き店舗を改装して2019年11月に開設したスマート農業ベンチャーのコワーキングスペース「新富アグリバレー」。新富アグリバレーでは、県内外からのスマート農業に関する商談や視察研修が増加。それを受けて、こゆ財団では会員および入居企業、新富町への来訪者に対し、カーシェアリングによるビジネスの円滑化を図るため「TOYOTA SHARE」を導入に至った。
「TOYOTA SHARE」とは？
TOYOTA SHAREは、入会金、月会費無料で、短時間(15分200円〜)から利用できるカーシェアリングサービス。アプリで会員登録から自動車の解錠や施錠、返却、精算までできるのが特徴で、スマートフォンからの解錠・施錠操作も実現している新しいカーシェアリングサービスだ。
宮崎県内では、宮崎トヨタグループの販売店4拠点のほか、地域拠点として新富町、日南市の2拠点を選出。設置台数は各1台、新富町にはミニバン型乗用車「シエンタ」1台が県内では初めて(2020年1月31日時点)設置される。
「TOYOTA SHARE」設置および利用概況
ステーション数：全国152拠点(宮崎6拠点)
設置台数:全国274台(宮崎6台)
会員数:全国6,679名
月間の利用数:全国約800回～1,000回
1回あたりの平均利用時間:全国4.3時間
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