レクサス 6万時間のドキュメンタリーを公開|テーマは「匠」
日本の匠をテーマにしたドキュメンタリー配信を発表
レクサスは、日本の匠に焦点を当てたドキュメンタリー映像「Takumi - A 60,000-hour story on the survival of human craft」を2019年3月19日から配信することを発表した。
日本の「匠」について
西洋では「専門家」となるには1万時間の経験が必要と言われる一方、日本の「匠」はその道を究めるまでに6万時間(1日あたり8時間換算で30年)もの時間をかける。
今回のドキュメンタリーでは、世界最古の建築会社「金剛組」に勤める宮大工、ミシュランガイドの2つ星を獲得した料理旅館「美山荘」主人、新進気鋭の切り絵アーティスト、レクサスの品質検査担当という4名の日本の匠を追う。
>>レクサスの品質検査担当者ほか、日本の「匠」たちの写真を見る
計6万時間のロングバージョンも公開
Netflixで配信中の人気ドキュメンタリー「Chef's Table」のクレイ・ジェター氏が監督を務め、AI時代に人の手を使うものづくりの「匠」は生き残れるのかを論じる内容だ。
2018年11月に限定公開された54分の通常版とともに、通常版の各チャプター間に匠が技術を習得するまでに鍛錬を繰り返すことを表現するループ映像を加えた計6万時間のロングバージョンをあわせて配信する。
通常版は2019年3月19日からAmazon Prime VideoやAmazon Instant、Google Play、iTunesなどの動画配信サービスで配信されるほか、6万時間のロングバージョンは専用ページで配信される。
監督プロフィール
クレイ・ジェター(監督/脚本家)
2011年のサンダンス映画祭で初公開された「Jess+Moss」によって注目を集めた新進気鋭のディレクター。近年ではNetflix初のオリジナルドキュメンタリーシリーズとして配信され、エミー賞にもノミネートされた「Chef's Table(シーズン6)」を手がける。
「匠」プロフィール
木内 繁男(「金剛組」宮大工)
建設会社「金剛組」で活躍する日本古来の宮大工。同社は578年に聖徳太子による日本初の寺院建立に際して創立された、現存する世界最古の会社でもある。宮大工という自身の仕事について、先代から技術を継承し、生涯をかけてそれを次代に余すことなく引き継ぐことで歴史が紡がれており、「自分のキャリアは長い歴史の中の瞬きのようなものに過ぎない」と語る。
中東 久人(料理旅館「美山荘」主人)
12世紀に峰定寺への巡礼者が訪れる宿として築かれ、近年ではミシュラン2つ星を獲得した京都の料理旅館「美山荘」の4代目主人。毎朝ゲストのために自ら川で魚を釣り、地元のハーブや山菜を摘み、食材に対する感謝の気持ちを料理に込める。これらの計らい全てが日本の伝統的な懐石であり、最高のおもてなしであると考え、日々ゲストを迎えている。
小島 奈保子(切り絵アーティスト)
5歳から切り絵を学び、1枚の紙から立体的な造形を生み出す「切り絵彫刻」を作る。製作過程では下書きや小さな紙での試作を何度も繰り返し、ミスは一度たりとも許されず、高度な集中力が求められる。2013年には、3メートル四方の和紙によって7ヶ月かけて作られた等身大の白熊「Byaku(白)」がクラフトアートの展覧会Jerwood Makers Openにおいてアートアワードを受賞。
菅沼 克明(LEXUS田原工場 品質管理部)
レクサスが誇る匠のひとりとして、田原工場でレクサス車の最終検査工程を担当。最新テクノロジーによって日々変革している生産工場において、引き続き人が重要な役割を担っていることを体現している。
愛知県にある田原工場は4億平方メートルもの敷地を誇り、この工場では菅沼氏をはじめとする匠が膨大な時間を修行に費やし、研ぎ澄まされた感覚を身につける。彼らは車両生産のすべての工程においてレクサス品質の番人として、その能力を発揮している。
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