あおり運転被害に遭わないために心がけたい運転マナー
チューリッヒ保険会社は、全国のドライバー2230人を対象に「あおり運転」の実態調査を行いました。
1つ前の記事では、あおり運転されたことがあるドライバーが7割にも及ぶことや、軽やコンパクトカーなどが被害を受けやすいということなどをお届けしました。
今回は、実際に煽り運転をされたドライバーが取った行動や、されないための工夫をご紹介します。また、九州大学大学院システム情報科学研究院 志堂寺 和則教授のアドバイスもぜひ参考にしてみてください。
「あおり運転」をされた時、57.0%が道を譲って対処、警察に通報した人はわずか2%未満
あおり運転されたときにとった対処方法は?
実際にあおり運転に巻き込まれてしまった場合の対処として、「道を譲った」(57.0%)が最も多く、次いで「何もしなかった」(16.6%)、「路肩に停車した」(10.0%)が続きます。
実際に「警察に通報した」人は、2%未満という結果に。現状、あおり運転に巻き込まれた場合、道を譲るなどの対処はするものの、警察に通報する人はごく僅かだということがわかりました。
和則教授のアドバイス
あおり運転によるトラブルに巻き込まれそうになったら、挑発にのらず、交通法規を遵守して冷静に対処することが重要です。同乗者がいる場合は、110番通報、ナンバーなどの記録、動画撮影をしてもらうとよいでしょう。
いち早くその状況から抜け出すためにも、後続車があおってきたらすぐに道を譲りましょう。また、追い抜かれたら、あおってきた車と車間距離を十分に取って急停止などの危険行為に備えることが大切です。
車を停車させる際は、コンビニやサービスエリアなど、なるべく人目のある安全な場所を選びましょう。停車したら、窓を閉めドアをロックして警察に通報を。警察の指示に従って行動しましょう。
「あおり運転」された経験から、74.7%が「あおり運転」をされない工夫をしている
あおり運転されないように、工夫していますか?
実際にあおり運転を受けたドライバーの74.7%は、今後あおり運転をされないように、何らかの工夫をしていることがわかりました。
工夫していることの上位は「車間距離をしっかりとる」(56.8%)、「ウィンカーは早めに出すようにしている」(43.8%)、「急な割込みをしない」(36.0%)など、周りのドライバーを刺激しないことでした。
もちろん、あおってくる車が悪いのですが、あおり運転に巻き込まれないために自分ができる行動は、周囲の車にあおり運転をさせる理由を与えないことなのです。
あなたも予備軍!?運転中にカッとなりやすい人は「あおり運転」に要注意
「カッとなって挑発的な運転をしそうになることがありますか?」との質問では、運転中に他のドライバーに対してカッとなり挑発的な運転をしそうになることがある人の割合が37.0%と約4割を占める結果に。
2017年の1年間で、急接近や急ブレーキ、急な割り込みなどの事故を誘発するようなあおり運転は7000件以上摘発されています。
普段、安全運転を心がけていて、自分はあおり運転など絶対にしないと思っている人でも、運転中に思わずカッとなったり、イラッとしたりする瞬間はあります。あおり運転をしない、あおり運転に巻き込まれないためにも、どんな時も平常心を保ち、相手を思いやる運転を心がけることが大切です。
調査概要
調査タイトル:あおり運転についてのアンケート
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年5月22日~5月23日
調査対象:1週間に1回以上運転している全国のドライバー2230人
[出典:チューリッヒ保険会社]
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