移動式オービスは15キロオーバーで光る!?検挙された人にインタビュー
ホームページ制作やアプリ開発を行っているパソヤは、オービスガイドなどのアプリ開発の目的で移動式オービスの調査を行っている。全国にある移動式オービスの数などについて調査している中で、今回ネット上で「15キロオーバーで検挙された」という情報を発見。当事者にインタビューを行い、その興味深い情報を公開した。
インタビューに至った背景
オービス(自動速度違反取締装置)と言えばこれまで、「一般道で30キロ/高速道で40キロ以上の速度超過(赤切符)でないと検挙されない」というのが定説でした。
しかし、今回その定説を覆す「小型移動式オービスにて15キロオーバーで検挙された」という、Uさんが自分の体験と証拠の青切符などを公開。お昼をはさみ5時間を越えるインタビューにも、「自分への戒めと、慎重な運転の大切さが広まれば…」と快く協力してくれたという。
以下、パソヤのリリースをそのまま紹介
15キロオーバーで検挙!?
Uさんの印象は、言葉遣いも丁寧で誠実そうな会社員といったところです。運転も慎重で今まではゴールド免許でした。趣味は魚釣りです。オービスに撮影されたのは、7月2日14時頃で、仕事の道中だったそうです。
場所は愛知県中川区の右側が河川、左側が土手になった堤防上の道路です。その道は30キロ制限でしたが、通り慣れた見通しの良い直線道路だったため、つい速度が出てしまったそうです。このような状況は日常的に車を運転するドライバーなら誰しもが陥ってもおかしくないので詳しくお話を伺いました。
インタビュー内容
Q:移動式オービスの存在はご存知でしたか?
A:撮影されるまで移動式オービスは知らなかったです。
Q:オービス付近に警察官はいましたか?
A:2名いて1人は座っていました。
Q:オービスが光った時の色や強さはどのような感じでしょうか?
A:昼間なのに一瞬フラッシュみたいのを感じ、振り向いたらオービスだと分かりました。色は白です。デジカメのフラッシュのようでした。
Q:呼出状はいつ届きましたか?
A:7月17日に、プライバシーを保つために2つ折りで糊付けされた葉書が郵送されてきました。
Q:出頭した場所はどちらでしたか?
A:愛知県警察本部交通部第一交通機動隊です。
Q:出頭時の様子や手順を教えてください。
A:出頭時間内に出向き受付に行くと2階へ行ってくださいと言われ、出頭通知書を渡し待合室で5~10分ほど待ちました。ちなみにハガキは没収されました。しばらくして2名の警察官より別室と言うか仕切られた場所へ案内されました。向かいに警官二人と自分の状況です。
Q:撮影された写真を見せられましたか?
A:すぐさま写真を見せられました。
Q:その写真はどのようなものでしたか?
A:モノクロ写真で車とナンバー、それに顔がはっきり写っていました。その下に超過したスピードの数字がありました。その下に40-160の数字がありました。ここからが範囲なのですかね?一番下に今回のオービスの機器の内部構造?よくわからないけど…が載っていました。
Q:出頭した時の警察の方よりどのような質問がありましたか?
A:うろ覚えでよく覚えてないですが、「この道はよく通る道ですか?」「スピード出ていましたけど急いでましたか?」「この道は30キロだとわかってましたか?」「何キロ出ていたと思いましたか?」「同乗者は居ましたか?」このようなこと聞かれました。
“予告看板”がなく運用!速度抑止装置「LSM-300」
今回設置されていたオービスは、白い箱型の筐体を三脚で設置するLSM-300という機種でしたが、これは東京都をはじめ多くの地域で急速に導入が進んでいます。
ゾーン30や生活道路以外にも、幹線道路やバイパスなどでも運用されています。雨の日でも深夜でも目撃情報が多くあります。最新のレーダー探知器でも探知できない上、数時間で移動するため設置場所を特定することは困難です。
さらに愛知県や東京都では、手前にあるはずの“予告看板”を出さずに運用しているので、まさに最強の速度抑止装置です。ドライバーとしては、いかなる場所でも慎重な運転を心がけることが必要です。
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