三菱 デリカD:2、夜間の歩行者検知機能追加などで安全性能が向上
デリカD:2とデリカD:2カスタムの全車が「サポカーSワイド」に該当
三菱自動車は、コンパクトミニバンのデリカD:2とデリカD:2 カスタムを一部改良し、2018年8月2日より販売開始した。価格(消費税込)は、デリカD:2が182万1960円~226万3680円、デリカD:2 カスタムが207万4680円~229万9320円。
今回の一部改良で、予防安全性能を向上させたことにより、全車が「サポカーSワイド」に該当することになる。また、全方位モニター用カメラパッケージを新たに採用した。
予防安全技術「e-Assist」の内容を強化
衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM](ステレオカメラタイプ)に夜間の歩行者検知機能を追加するとともに、後方誤発進抑制機能、後退時ブレーキサポート、アダプティブクルーズコントロール、ハイビームアシストなどを全車標準装備とし、予防安全性能を高めた。
◆衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM](ステレオカメラタイプ)
危険を察知すると警報や自動ブレーキにより、衝突の回避または衝突時の被害を軽減する従来のシステムに夜間の歩行者検知機能を追加し、安全性能を向上させた。
◆後方誤発進抑制機能
リアバンパーに内蔵した4つのソナーで後方の障害物を感知しているときに、誤ってアクセルペダルを強く踏むと警報とともにエンジン出力を抑制し急な後退を防止する。
◆後退時ブレーキサポート
リアバンパーに内蔵した4つのソナーで後方の障害物との距離を測り、ブザー音とモニター表示で障害物の接近を知らせる。さらに、後方の障害物との衝突の可能性が高まった際は自動ブレーキが作動し、衝突を回避または衝突時の被害を軽減する。
◆アダプティブクルーズコントロール
先行車との車間距離(3段階に設定可能)をステレオカメラで計測し、先行車の状況に応じた追従走行を可能とした。
◆ハイビームアシスト
先行車・対向車の有無や周辺状況の明るさにより、ハイビームとロービームを自動的に切り替えることで利便性と遠方視認性を高めた。
全方位モニター用カメラパッケージなどの機能装備を新採用
運転席から見えにくい周辺状況をサポートする、全方位モニター用カメラパッケージやパドルシフトなどを新たに設定し、利便性と機能性を向上させた。
◆全方位モニター用カメラパッケージ
対応する専用ナビゲーションを装着すると、フロント、リア、左右両サイドに搭載した4つのカメラを用いて周辺状況を立体的に表示した3Dビューをナビゲーション画面に表示する。また、左右確認サポート機能を追加し、運転者から見えにくい周辺状況の確認をサポートする。
・3Dビュー表示機能
クルマの周囲360°を立体的に表示する3Dビューを採用し、車両周辺の映像を車体の斜め上から見たような室外視点と運転席から車体を透かして見たような室内視点を切り替えて車両の周辺状況を表示する。
・左右確認サポート機能
見通しの悪い駐車場での停車または微低速走行時、全方位カメラの検知範囲内に人や車両などが近づいてくると、ブザー音と左右確認サポート表示の点灯で警告する。
パドルシフト
ステアリングホイールに手を添えたまま、指先で素早くシフトチェンジが行える。
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