三菱自動車、eKシリーズを一部改良…全車サポカーSワイド/ベーシックプラスに該当
三菱自動車は、ハイトワゴンタイプの軽自動車「eKワゴン」、「eKカスタム」、スーパーハイトワゴンタイプの軽自動車「eKスペース」の予防安全性能を向上させ、全車「サポカーSワイド」または「サポカーSベーシック+」とした。さらに、eKカスタムに加え、eKスペースにもオレンジ色をアクセントカラーとした特別仕様車「ACTIVE GEAR(アクティブギア)」を設定し、いずれも2018年5月28日(月)より販売を開始した。
価格(消費税込)は、eKワゴンが110万9160円~158万40円、eKカスタムが151万2000円~170万1000円、eKスペースが131万7600円~197万7480円。また、特別仕様車アクティブギアのeKカスタムは170万2080円~180万9000円、eKスペースは197万8560円~208万5480円。
主な変更点
予防安全技術「e-Assist」の内容を強化
衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)の機能向上に加え、従来の誤発進抑制機能に軽自動車初の歩行者対応(前進時)を追加した踏み間違い衝突防止アシストを全車に標準装備。また、新たに車線逸脱警報システム(LDW)を設定することで、サポカーSワイドまたはサポカーSベーシック+に該当した。
衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM](全車に標準装備)
従来モデルのレーザーレーダーに代わり、フロントカメラを採用し、前方の歩行者の検知を可能とした。さらに作動車速域を、対車両は従来の約30km/h以下から、今回約10km/h~80km/hまで拡大、対歩行者も約10km/h~60km/hとし、優れた安全性を確保した。
踏み間違い衝突防止アシスト(全車に標準装備)
従来モデルでは、前進時に障害物を検知した場合、誤発進抑制機能が作動。今回から採用した踏み間違い衝突防止アシストでは、障害物に対しては前進時および後退時ともに作動。さらに、前進時には対歩行者や対車両にも作動し、エンジンの出力制御やブレーキをかけて衝突を回避または衝突被害を軽減する。
なお、歩行者に対して作動(前進時)する踏み間違い衝突防止アシストは、軽自動車として初採用となる。センサーはレーザーレーダーに代わり、フロントカメラとソナー(前後各4箇所)を採用している。
車線逸脱警報システム(LDW)
フロントカメラによって車両前方の車線位置を監視し、車線を逸脱する、もしくは逸脱しそうになると、ドライバーにメーター内の警告灯と警報音で注意を促す。
採用車種:eKワゴンおよび、eKカスタムの「G Safety Package」・「T Safety Package」、eKスペースの「カスタムG e-Assist」・「カスタムG Safety Package」・「カスタムT e-Assist」・「カスタムT Safety Package」
オートマチックハイビーム(AHB)
採用グレードを拡大し、安全性の向上を図った。
新採用車種:eKスペースのカスタムG e-Assist・カスタムT e-Assist
特別仕様車の特長
特別仕様車「ACTIVE GEAR」
(1)eKスペースに、オレンジ色をアクセントカラーとしたアクティブギアを新たに設定。フロントグリルのラインやドアミラーにオレンジ色を施し、エクステリアの要所に専用デカールを採用したほか、ステアリングホイールにはオレンジ色のステッチでアクセントを付ける等、アウトドア用品のギア感(道具感)を表現した特別仕様車となっている。
・ボディカラーは、ホワイトパール/ブラックマイカ、チタニウムグレーメタリック/ブラックマイカ、モノトーンのブラックマイカの3色展開とした。
・センターパネルにアクティブギア専用デカールを施し、オレンジ色のワンポイントデザインでアクセントを付けた。
・テールゲートガーニッシュをブラックにした。
(2)eKカスタムのアクティブギアも、よりデザインにこだわった仕様に変更し、継続設定した。
・ボディカラーを2色から3色展開とした(ブラックマイカを追加)。
・ホイールセンターキャップのスリーダイヤをブラックからメッキ調に変更。
・センターパネルにアクティブギア専用デカールを追加した。
特別仕様車「eKシリーズ PLUS Edition」
ステアリングオーディオリモコンスイッチ、リアスピーカーなどを標準装備し、さらに特別仕様車専用ワイド2DINナビゲーション[ハイスペックモデル](税込17万9280円相当)をプレゼントする特典付き。ベース車から価格を据え置いたとてもお得な特別仕様車となっている。
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