ホンダF1、マクラーレンより前でフィニッシュ!2015年復帰以来の最高位「4位」入賞【F1 第2戦 バーレーンGP】
2018年 F1 第2戦バーレーンGP決勝でトロロッソホンダのピエール・ガスリーが4位入賞を果たし、今季初ポイントを獲得した。表彰台は惜しくも逃したが、ホンダが2015年にF1復帰以来、最高位となった。
なお、1位はセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、2位はバルテッリ・ボッタス(メルセデス)、3位はルイス・ハミルトン(メルセデス)。トロロッソホンダのブレンドン・ハートレーは17位だった。
ホンダレースレポート
2018年シーズン第2戦バーレーンGPは決勝レースを迎えた。Red Bull Toro Rosso Honda(レッドブル トロロッソホンダ)のピエール・ガスリーは3列目5番手、ブレンドン・ハートレーは6列目11番手からと、それぞれ自己最高グリッドからのスタートとなった。
トワイライトレースとなる決勝は、18時10分にスタート。好ダッシュとともに、ターン1で好位置を得たガスリーは、立ち上がりで4番手に浮上するが、その後抜き返され、5番手でオープニングラップを終えた。ハートレーはターン4で他車と接触。大きなダメージはなかったのもの、この接触により10秒加算のタイムペナルティーを科されてしまう。
ハートレーは12番手で1周目を終えた。2周目にレッドブル(アストンマーティンの)の2台が立て続けにリタイアし、ガスリーは4番手、ハートレーは10番手にポジションアップ。このリタイアにより、バーチャルセーフティカー(VSC)が発動され、4周目まで続いた。レースが再開された直後、ガスリーは後続と激しいバトルとなり接触するが、4番手のポジションをキープし、マシンにもダメージはなかった。
ガスリーは15周目、34周目にタイヤ交換のピットインを行い、いったんポジションを下げるも、その後順当に順位を回復して4番手をキープ。レース終盤には後続に10秒以上の差をつける安定したハイペースでチェッカーフラッグを受けた。ガスリーは自身初の入賞を4位で飾り、チームにとって今季初ポイントをもたらした。これは、ホンダにとっても2015年のF1復帰以来最高位となるすばらしい結果となった。。
他車のピットインによって6番手までポジションを上げたハートレーは、20周目に1回目のピットインを行い、その際に10秒ペナルティーを消化したため、16番手となった。42周目に2回目のタイヤ交換を行い、14番手で終盤を迎える。ハイペースで追い上げたハートレーは、前走車よりも1周1秒以上速いペースでプッシュし、チェッカー時には0.027秒差まで迫るも、入賞圏内には届かず13位でフィニッシュ。しかし、レース後に下された裁定でフォーメーションラップ中に違反があったとされ、ペナルティーとして30秒が加算。最終結果は17位と厳しい結果となった。
第3戦中国GPは4月13日(金)~15日(日)に、上海インターナショナル・サーキットで行われる。
各コメント
ピエール・ガスリー選手
「信じられない気分です。最高の一日になりました!トロロッソとホンダが組んで2戦目にして4位に入れたというのは驚くべき成果で、とてもうれしいです。マシンは素晴らしく、チームには本当に感謝しています。マグヌッセン選手(ハース)とはいいバトルが展開できましたし、レースペースはすごくよかったです。不運にもレッドブルの2台がストップしてしまい、その後にライコネン選手もリタイアしたことで、チームが僕に4位のチャンスがあると伝えてくれて、最後まで全力を尽くしました。マシンは初日から素晴らしい感触で、今日は全開でプッシュできました。ハースを引き離すことが狙いでしたが、十分なペースがありました。この喜びが覚めるのにはもう少し時間が必要ですが、今夜はチームと思い切り楽しみたいと思います!最高のスタートが切れて、ターン1ではリカルド選手(レッドブル)の前に出られました。その後のリスタート時にはマグヌッセン選手に前に出られましたが、抜き返さないとタイムをロスしてしまうし、後から追いつくのは難しいと分かっていました。一度前に出てしまえば、リードを守れましたし、タイヤをいたわりながらペースを上げていけたので、とてもうまくいったと思います。レースペースが素晴らしく、最高にハッピーです!」
ブレンドン・ハートレー選手
「トロロッソにとっては最高の一日になりましたが、僕自身にとっては残念な結果に終わりました。スタートはうまく決められたのですが、ターン4でペレス選手(フォースインディア)と接触してしまいました。これでフロントウイングにダメージを負っただけでなく、10秒のペナルティーを受けてしまいました。ペナルティーさえなければポイント獲得も狙えるペースがあっただけに、フラストレーションの溜まる結果です。トロロッソとホンダのみんなのおかげで、メルボルンから大きく挽回することができました。これは、今後のレースに向けてもいい傾向だと思います」
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