スバル研究実験センター、国内初の瞬時電圧低下対策向けリチウムイオン蓄電池システムの運用を開始

スバル研究実験センターに設置されたリチウムイオン蓄電池等

SUBARUと、東京電力エナジーパートナー(東京電力EP)の100%出資子会社である日本ファシリティ・ソリューション(JFS)は、4月1日から栃木県佐野市にあるスバル研究実験センターにおいて、瞬時電圧低下※対策向けリチウムイオン蓄電池システムの運用を開始し、4月11日に竣工式を行った。

東京電力EPは本サービスの技術支援を行っており、大容量リチウムイオン蓄電池システムを瞬時電圧低下対策に活用したエネルギーサービスは国内初となる。

送電線等への落雷に伴う瞬時電圧低下の発生時には、JFSが同センターに設置した4,800kW相当の大容量リチウムイオン蓄電池システムから放電することにより、車両の性能試験中断等を防ぐことができる。

また、スバル研究実験センターでは、車両の安全性能や走行性能の向上を目指し技術開発の強化を進めており、電力需要の増加が予定されているが、本システムを活用しピークカット運転することで、最大電力の上昇を抑えることも可能だ。

※瞬時電圧低下:送電線等への落雷により電力系統で不具合が生じた際に、送電する電力の電圧が瞬時に低下する事象。

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