女性ドライバー2人が「全日本袖ヶ浦 EV60kmレース大会」第5、第6戦で優勝・準優勝
10月17日、18日に千葉県の袖ヶ浦フォレストレースウェイで行われた「全日本袖ヶ浦 EV60kmレース大会」第5戦、第6戦にWomen in Motorsport Project(WIMS)の女性ドライバーがBMWの電気自動車「i3」で参戦し、17日に行われた第5戦では岩岡万梨恵選手がEV-2クラスで今季2勝目となる優勝、第6戦でも準優勝の座についてシリーズ最優秀女性賞を獲得した。第6戦では初出場の洪銘蔚(ホン・ミンウェイ)選手がEV-2クラスで優勝した。
WIMSは、FIA(国際自動車連盟)及びJAF(日本自動車連盟)が提唱し、昨年までの3年間女性レーサーとして世界最高成績を修めた井原慶子 氏がカーメーカーなどと共同で「自動車産業における女性の活躍」を推進するプロジェクト。洪銘蔚選手は台湾からの留学生で、筑波大学大学院で生物化学の研究をしながらWIMSの訓練に参加し、レース初出場で優勝した。岩岡万梨恵選手は井原慶子 氏が教員を務めていた大学の教え子で、大学時代から自動車理論や運動生理学などの指導を受け、WIMSの訓練を経て今年レースデビュー。今季2勝、1準優勝を経てシリーズ最優秀女性賞を獲得した。
第6戦では、最終周まで女性同士のデッドヒートが繰り広げられた。予選は洪が14位スタート、岩岡選手は予選でマシンをスタートできず、ピットからのスタートとなった。レースがスタート直後の波乱のバトルの中、洪選手はしっかりと自分のペースをキープして落ち着いた走りを見せる。一方ピットスタートとなった岩岡選手も少しずつ順位を上げていき、レースも中盤に差し掛かった頃EV-2クラスのトップに躍り出た。トップをキープしていた岩岡選手だが、最終周での最終コーナーで洪選手がイン側から抜き、洪選手が1位、岩岡選手が2位となり最後チェッカーを受けた。
最優秀女性賞を獲得した岩岡選手は、「最後の最後にミンちゃんに抜かれてしまったのが本当に悔しいです。前回のレースでも優勝することが出来たので燃費配分や走り方も掴めてきたと思いましたが今回は電気の残量が最終周の半分のところで0になってしまい、ヒヤヒヤして改めて電気自動車レースの難しさを感じました。WIMの訓練では井原先生に運転技術だけでなくメンタルコントロールの大切さも学び、前よりも落ち着いて走ることができたこととi3の強みである"加速"と"車の安定感"のおかげでピットからのスタートでしたがクラス1位まで順位を上げ、訓練の成果が発揮できたと思います。これからも経験をつみながら井原慶子選手のような世界最速の女性ドライバーになりたいです。」と意気込みを述べた。
また、初レースで優勝した洪選手は「初めてドライバーとしてレースに参加しましたが、レース中は井原さんから教えて頂いた事を注意しながら走りました。クラス優勝できたのはとても嬉しかったです。BMWi3は、走る感覚は軽く良く曲がり、安定しながら加速感も強くて気持ちが良いと感じました。BMWjapanの方々、井原さん、Mazda WIMの方々、応援してくださった皆さん本当にありがとうございました。」と歓びを語った。
最後にWIMS 井原慶子プロジェクトリーダーは、「女性にもクルマの世界で活躍してほしい!走るよろこびを人生の充実につなげてほしい!と思い始まったプロジェクトですが、メーカーや組織の枠組みを超えてたくさんの方々が協力してくださり、現場で活躍し、結果を出す女性が増えてきました。これからもどうぞ応援よろしくお願いします。」とコメントした。
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