日産、「Nissan GT-R LM NISMO」で16年ぶりの“ル・マン”の舞台へ
前代未聞の前輪駆動のLM P1マシンで挑む!
日産は、6月13日に決勝レースがスタートする世界3大レースの1つ『ル・マン24時間レース』LM P1クラスに16年ぶりに復帰する。
最高峰クラスとなるLM P1クラスへの出場は1999年が最後となっており、2015年は“GT-R”の名を冠した「Nissan GT-R LM NISMO」の3台体制でル・マンに帰ってくるのだ。
「Nissan GT-R LM NISMO」はフロントエンジン・前輪駆動というレイアウトが話題となっており、その走りに注目が集まっている。22号車をドライブするミハエル・クルムは「我々のマシンの速いところと遅いところは他のマシンとは異なるので、レースは面白くなるでしょう。前輪駆動のマシンは、もし雨が降れば、大きなアドバンテージになると思います」と前輪駆動マシン「Nissan GT-R LM NISMO」への期待感を語っていた。
Nissan GT-R LM NISMOが初めてサーキットを走行したのは2014年11月。その後、テストを重ねるごとにマシンは進歩している。
3台のNissan GT-R LM NISMOは、6月10日(水)16時(日本時間23時)に始まるフリープラクティスで再びル・マンを走行する。予選は水曜日と木曜日の夕方に3セッションで行われ、83回目のル・マン24時間は13日15時(日本時間22時)にスタートの時を迎える。
◎去年の模様はコチラでチェック⇒「第82回 ル・マン24時間レース」感動の瞬間をもう一度 【厳選フォト集/日産】
注目のドライバーラインナップ
F1をはじめ、スポーツカーレースでの経験豊富なドライバーとともに、GTアカデミーの卒業生が務める。日本人ドライバーは1名。現在スーパーGT GT500クラスでニスモのドライバーを務める松田次生が抜擢された。
それでは注目のドライバーラインナップを見ていこう。
#23 GT-R LM NISMO
#23 GT-R LM NISMOのドライバーは、F1経験者のマックス・チルトン、GTアカデミー勝者でGP3ドライバーであるヤン・マーデンボロー、多くのレース経歴を持つオリヴィエ・プラ。
チルトン「前輪駆動のマシンでル・マンを走れるのは嬉しいです。ファンは僕たちの挑戦を応援していると思いますし、いつものル・マンとは違ったものを見せられると思います。これまで様々なレーシングカーを走らせてきましたが、このマシンのトルクは抜群です。後輪駆動とは異なる運転をする必要はないと思いますが、ドライビングのさらに細かいところを考えなければならないでしょう」
#22 GT-R LM NISMO
#22 GT-R LM NISMOは、長年日産/ニスモと共にレースを戦ってきたミハエル・クルム、LM P2クラスでル・マン優勝経験を持つハリー・ティンクネル、Nissan GTレーシングエースのアレックス・バンコムの3名がドライバーを務める。
クルム「16年間、日産/ニスモでレースをしてきました。チームがル・マンでトップクラスにいた1998、1999年はとても楽しい記憶です。そして今年、1999年にリタイヤしてしまった屈辱を晴らす機会が訪れました。ニューマシンの開発に携わり、レースに参加できることはとても名誉なことです。実際にシミュレーションを見て、監督のベン・ボウルビーとエンジニアのリカルド・ディヴィラから説明を受けるまで、チームがどんなマシンを考えているのか分かりませんでした。チームのマシンコンセプトを知った瞬間は、とても興奮しました。最も印象的だったことは、トラクションとエアロダイナミクスに優れる点です。このクルマは非常に低ドラッグで、高性能ターボエンジンはトルクも強大です。我々のマシンの速いところと遅いところは他のマシンとは異なるので、レースは面白くなるでしょう。前輪駆動のマシンは、もし雨が降れば、大きなアドバンテージになると思います」
#21 GT-R LM NISMO
#21 GT-R LM NISMOは、ル・マンのみを走るマシンである。そのデザインは25年前にポールポジションを獲得したNissan R90CKをイメージしたトリコロールカラー。#21 GT-R LM NISMOの赤、白、青、3色のカラーは、すでに多くのファンを魅了している。このマシンをドライブするのは、2014年スーパーGTチャンピオンの松田次生、GTアカデミー第1期生で、現在スーパーGT GT500クラスに参戦しているルーカス・オルドネス、GTアカデミーロシアのマーク・シュルツイスキーの3名。
オルドネス「日産がNissan GT-R LM NISMOを開発する際、他のチームとは違った方向性で開発を進めたことをすばらしく思います。ファンとモータースポーツにとって良いことです。このマシンの強力なエンジンとトップスピードは優れたものです。他のマシンと駆動が異なるので、このマシンを理解し、合わせていくのは大変ですが、ドライバーは皆、ベストを尽くせるように協力しています」
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